クアルコムの最新ハイエンド向けチップ、Snapdragon 888。
昨日発表されたXiaomi Mi 11やGalaxy S21シリーズ、次期XperiaフラッグシップのXperia 1 IIIなどに搭載される予定となっています。
一方、このライバルチップとされるのがサムスンのExynos 2100。
一部の国・地域でリリースされるGalaxy S21シリーズに搭載され、その性能は数年ぶりに同世代のSnapdragon 800番台と互角、あるいはそれ以上になると言われています。
一方、サムスンはアッパーミドルレンジ向けにもう一つ、Exynos 1080を発表済みで、同チップはすでにVivo X60に搭載されることが確定しています。
このチップはクアルコムのSD765/765G後継チップ、SD775のライバルチップという位置づけになるといわれています。
そんなSnapdragon 888とExynos 2100、Snapdragon 775とExynos 1080ですが、今回これらのチップのAntutuベンチマークにおけるベンチマークスコアを比較した興味深い情報がTwitter上で見つかりました。
SD888はExynos 2100に、SD775はExynos 1080に完敗?
今回の情報によると、Exynos 2100、Snapdragon 888、Exynos 1080、Snapdragon 775の各チップのAntutuベンチマークスコアは:
・Exynos 2100: 80万ポイント以上
・Snapdragon 888: 73.5万ポイント
・Exynos 1080: 70.5万ポイント
・Snapdragon 775: 53万ポイント
になるとのこと。
つまり、Exynos 2100のAntutuベンチマーク上での性能はSnapdragon 888より1割近く上、ということに。
また、Exynos 1080とSnapdragon 775の差はさらに大きく、3割以上の性能差があるということになります。
Snapdragon 888のベンチマークスコアがミドルハイ向けのExynos 1080の方に近い、というのはかなり意外です。
なお、以下は現時点で見つかっているSnapdragon 888搭載モデルのベンチマークスコアとExynos 2100搭載のGalaxy S21シリーズのベンチマークスコア。
Exynos 2100↓
Snapdragon 888↓
これらを見比べると確かに平均で1割くらいのスコア差があるので、今回の情報と整合性はあります。
ただ、SD888搭載1番乗りとなるXiaomi Mi 11のスコアを見ると↓
また、Xiaomiは同モデルの発表前に「公式スコア」も明らかにしています。
このXiaomi Mi 11のベンチマークスコアを見る限り、SD888とExynos2100は互角と言った感じです。
ひょっとして、Xiaomi Mi 11にはCPU以外にもベンチマークを上げる特別な仕様があるのでしょうか。
それとも中国製スマートフォンでは珍しくないベンチマークテストのスコアを「水増し」するモードが搭載されているのでしょうか。
コメント
サムスンのベンチマーク、ベンチマーク仕様じゃないですか?
スナップドラゴンに勝ちたいが故に、それだけに注力しても、ここまで来たら結局トータルバランスだと思います。
話は変わりますが、新しいギャラクシーs21シリーズの全体のスペックにはがっかりです。
デザインもですが。
s21はs10に比べて重いし、SDカードスロットもない。
サムスン、迷走してますね。
s21シリーズ、欲しいとは思いません。
終わってる。