2020年版の新型Xperiaと思われるソニーモバイル製スマートフォンがFCC認証を通過していました。
PY7-50352PというFCC IDで認証を通過。
「Xperia 5 Plus」と同一モデル?
ラベルの位置は通常SIM/microSDスロットと同位置にあるのでこのモデルでは端末左側面ということに。
これ、先日Onleaksが”Xperia 5 Plus”(←この名称はおそらく不正確)としてレンダリング画像をリークしていますが、これとスロットの位置は一致しています。(ちなみにXperia 5は電子ラベルでした)
また、この”Xperia 5 Plus”こと次期Xperiaではイヤフォンジャックが搭載されていることが確認されていますが、このFCC通過モデルもテストにソニー純正の有線イヤフォンを使用しており、このことからイヤフォンジャックを搭載がほぼ確実。
もちろん、Onleaks氏がリークしたXperiaとこのFCC通過モデルは別モデルという可能性もあります。
ただ、今のところこの「4.5カメラ」搭載のXperia以外に新型Xperiaが存在するという信頼性の高い情報はほとんどなく、また、タイミング的にもこれらが同一モデルという可能性はかなり高いと思われます。
やはり日本限定リリース?
一方で、今回の認証通過資料には気になる点も。
このモデルは認証を受けているLTEバンドが2、5、7と異常に少なく、米国向けの機種ならばこれはありえません。
よって、これは日本向けXperiaのローミング対応周波数の一部という可能性があります。
また、”Xperia 5 Plus”はレンダリング画像より電源ボタンと指紋センサーが兼用となることが判明しています。
ここでの詳細説明は避けますが、このタイプのXperiaモデルは基本的に米国では販売できないはずで、昨年の例からしても電源ボタン/指紋センサー兼用のXperiaは日本専売モデルとなっています。
これらの点からして、このXperiaは米国向けのモデルではなく、日本版の可能性が高そうです。
Xperia 1の後継機ではなくミッドレンジの可能性も?
また、今回のFCC資料からするとこのモデルがハイエンドモデルではない可能性も。
その可能性の根拠となるのがまず、SARレポート内に5G通信関連の記述が皆無という点。
ご存知のように、Snapdragon 865にはチップ自体に通信モデムは搭載されておらず、4G通信をするにしろ5G通信をするにしろX55という別のモデムチップが必須です。
よって、SD865搭載モデルは少なくともハード的には5G通信に対応のはずですが、FCC資料内に5G通信関連の記述がありません。
ということはそもそもこのXperiaがSD865を非搭載という可能性も。
また、2020年モデルのハイエンドモデルは大半がWiFi 6 (IEEE 802.11ax)に対応すると言われていますが、このモデルはWiFi 6非対応となっています。
いずれもこのXperiaがミッドレンジであるという確定的な「証拠」にはなりませんが、ハイエンドとすると疑問点があるのは事実です。
イヤフォンジャック搭載、電源ボタン兼指紋センサー、4Gモデル、ミッドレンジ、日本限定。
あくまでも推測の域ですが、これだと色んな意味でしっくりくるような気がします。
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