Galaxy S21の性能比較、SD888とExynos2100版の最大の違いは「スロットリング」との結果

サムスンの最新フラッグシップ、Galaxy S21シリーズ。
国内でもすでにドコモとauの両キャリアがS21、S21+、S21 Ultraの3モデルを取り扱うことが確定しています。

一方、今回のGalaxy S21シリーズも過去モデル同様、Exynosチップ搭載版とSnapdragon搭載版が存在し。国内展開されるのはSD888搭載版とみて間違いなさそうですが、両者の性能差については結構気になっている、という方も多い模様。

というのも、Snapdragonよりも大きく性能の劣っていた過去数世代のExynosチップと異なり、今回のExynos 2100はSnapdragon 888と比べても遜色のない性能、もしくは一部ではそれを上回る性能とも言われています。

一方、このSD888とExynos 2100を搭載したGalaxy S21シリーズの性能については様々なサイトなどが比較・検証していますが、その結果はまちまち。

そんな中、GSMArenaがこれら二種類のチップを搭載した同一モデル、Galaxy S21 Ultraのパフォーマンスについて分かりやすい検証結果を掲載していました。

Exynos 2100とSnapdragon 888のスロットリングテスト

以下はExynos 2100を搭載したGalaxy S21 UltraとSnapdragon 888を搭載したGalaxy S21 Ultraのスロットリングテスト結果の比較:

以下はExynos 2100搭載版とSnapdragon 888搭載版の3回目の計測グラフですが、Exynos版はここで大きくスロットリングがかかっている様子がうかがえます。

また、これらの計測結果の統計をとると:

最大値に大きな変化はありませんが、最小値や平均値に大きな違いが出ており、Exynos 2100の方がスロットリングによる性能低下が大きいことが分かります。

Antutuベンチマークでも違いは顕著

一方、以下はAntutuベンチマークで複数回計測を行った際のスコア変化。

初回計測のスコア差はおそらく4万ポイント程度ですが、計測回数が増えるにつれスロットリングによってその差は大きくなり、4回目、5回目では2割以上のスコア差となっています。

ちなみにスロットリングは基本的にシステムがSOCやバッテリーなどのオーバーヒートを避けるためにキックインする機能です。

よって、その理屈から言うとExynos 2100はSnapdragon 888と比べると発熱やバッテリー消費において劣っている部分がある、という事になると思います。

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