クアルコムの最新チップ、と言えばSnapdragon 888。
Galaxy S21シリーズや次期Xperiaフラッグシップと目される仮称「Xperia 1 III」など、2021年リリースのハイエンドモデルのほとんどに搭載されることになるチップです。
一方、このSD888の「ライバルチップ」として注目されているのがサムスンの新型チップ、Exynos 2100です。
これら2チップはここ1~2週間で毎日のように新たなベンチマークスコアが発見されており、その性能の違いに注目があつまっています。
そして今回、このSD888を搭載したXiaomi Mi 11 Proのものとされるベンチマークスコアがスポットされた模様です。
マルチコアは3747ポイント。前チップのSD865からは1~2割程度の性能アップということになります。
一方、以下はこれまでにGeekbenchで見つかっているSD888搭載機のスコア。
ご覧のように3500ポイント程度が最高値となっており、今回の3700ポイント台はかなり高いスコア、ということに。
そして、以下は先日見つかったExynos 2100搭載版Galaxy S21 Ultraのスコア。
100ポイント程度ですが、今回のスコアでSD888がGeekbench上のベンチマークスコアでは一歩リード、ということに。
このように、SD888とExynos 2100の毎日のように発見されるベンチマークスコアは「接戦」といった感じ。
また、100ポイント程度はある意味誤差の範囲なので、現時点では両チップの実力に甲乙を付けるのは時期尚早です。
ちなみに、有名リーカー、ice universe氏からの情報によると、Exynos 2100のGeekbenchにおける最終的なスコアは4000ポイントを超える可能性があるとのこと。
一方、Snapdragon 888についてはクアルコムが先日公表した「公式スコア」でも3800ポイント弱といった感じ。
いずれにせよ、今回の両チップでは過去数世代のSnapdragon 800番台とExynosのように20~30%もベンチマークスコアに差が出る、ということはなさそうです。
チップの性能はベンチマークスコアだけでは測れないとも言われていますが、それでもやはり気になってしまいます。
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