今年リリースのスマートフォンで初めて実装された「新仕様」、といえば何といっても5G通史への対応、ではないでしょうか。
国内でも春のドコモ5Gサービス開始前にリリースされることが確実となっているこの5G スマートフォンですが、2019年第3四半期の売上を見る限り、意外にも順調に普及しているようです。
「プレミアムスマホ」の5%は5G対応モデル
調査会社Counterpointが明らかにしたもので、これによると2019年第3四半期に販売されたプレミアム・スマートフォンの5%が5G対応機種だったとのこと。
20台中1台は5G対応モデル、ということ。
また、この5Gスマートフォンのうち74%はサムスン製(Galaxy)でLGが11%、Vonoが5%。最も売れたのがGalaxy S10 5Gで全体の1/3を占めたとのことです。
個人的にはファーウェイがベスト3に入ってないのはちょっと意外といった感じ。
米国のキャリアの5G網マップなどを見ていると大都市部ですら実用レベルには程遠いという感じ。
ちなみにここでいう「プレミアムスマートフォン」ですが、元記事を読む限り400ドル以上のモデル、というのが定義のよう。
400ドル以上のスマートフォンを「プレミアム」と呼ぶのにはちょっと違和感もありますが、それはまあ良いとしましょう。
ただ、いずれにせよ5Gスマホが5%、というのはスマートフォン市場全体での話ではありません。実際、国内を含めグローバルにみても400ドル未満のスマートフォンは少なくとも半数くらいは絞めるのではないかと思います。
そう考えると、スマホ市場全体に対しての5Gモデルのシェアは2~3%といったところではないでしょうか。
高級スマホは「中間層」がシェア拡大
上のグラフを見ると、 過去1年間で プレミアムモデルの中では安価な価格帯、そして1000ドル以上の最も高価な価格帯のシェアが縮小、600~999ドルの「中間層」のシェアが大幅に伸びていることがわかります。
日本にいると5G対応スマートフォンを購入したユーザーの声というのはあまり聞こえてきませんが、実際どうなんでしょう。
5G通信がほとんどできないのはある程度想定内だとしてもバッテリー持ちなどが気になります。
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