新型Xperia、Xperia 5 IIやその半年前のフラッグシップ、Xperia 1 IIに搭載されている「HSパワーコントロール」。
バッテリーを迂回して電源供給をすることで発熱やバッテリー劣化を防ぐと言うこの機能、Xperia独自の新機能で、Xperia 1 IIから搭載。当初はそれほど話題になりませんでした。
が、最近では海外でも徐々にその有用性が注目されつつあるようで、最近のXperiaの独自機能としては最も優れたものの一つ、とも言えそうです。
HSパワーコントロールの対象アプリは限定的
一方、同サイトでも過去にお伝えしている通り、このHSパワーコントロールを有効化するためにはそのアプリがゲームエンハンサーに入っている必要があります。
ただ、全てのアプリがこのゲームエンハンサーに追加できるわけではないため、必然的に同機能を使えるアプリは限定されています。
結果、YoutubeやChromeといったユーザーが最も頻繁・長時間使うであろうアプリではHSパワーコントロールは使用不可となっています。
HSパワーコントロールをすべてのアプリで使う「裏技」あり?
しかし今回、Reddit上でこのHSパワーコントロールをどのアプリの使用時でも有効化できる方法が発見、紹介されていました。
So when I only open Youtube app (no other apps on background), HS power control doesn’t work.
But once I open app (which support HSPC) and enable HSPC and then open Youtube app, it works.
So as long as at least one app is working with HSPC on, it’s applied to the entire system.Youtubeアプリだけを開いた場合(バックグラウンドで他のアプリは開いていない)はHSパワーコントロールは作動しない。しかし、HSパワーコントロールをサポートしているアプリで同機能をオンにし、その状態でYoutubeアプリを開くとYoutube閲覧中もHSパワーコントロールが有効な状態になる。つまり、HSパワーコントロール下で動作しているアプリが一つでもあれば、同機能はシステム全体に適用される
つまり、HSパワーコントロールが使用できるアプリで同機能をオンにし、バックグラウンドで走らせておく。その上で、HSパワーコントロールが使えないアプリを起動して使う、ということ。
これにより、HSパワーコントロールがサポートされていないアプリを使用中も同機能が有効化された状態、つまりバッテリーを迂回した電源供給が可能になる、ということのようです。
もちろん、バックグラウンドで別のアプリが稼働している、ということはその分リソースや電力は余分に使うことになるのかもしれません。
が、バッテリーを介さない電力供給であれば大した問題ではないように思えます。
これ、考えてみれば確かに当たり前のような気も。
というのも同じ端末上で二つのアプリを開いていてアプリ「A」にはバッテリー迂回、アプリ「B」はバッテリー経由で電力が供給されるということはまずあり得ないはず。
よって、一つのアプリでもHSパワーコントロールが有効化されている状態であれば端末全体にこの給電方法が適用される、という事になるのは理にかなっているように思えます。
なお、この方法は現在私も手持ちのXperia 1 IIで検証中で、今のところは有効なように見えます。
が、まだ最終的な結論を出すには至っていないので、しばらくテストを続けてみたいと思います。
コメント
試したけど、別アプリに切り替えた瞬間普通に充電再開されるんやが
xperia1Ⅱだと 追加でどのアプリでも対応できそうなんだけど…
嘘情報ですね。
切り替えた瞬間HSパワーコントロールのモードが解除されて充電される
YoutubeやChromは追加できないです。
バックグラウンドでも動作を続けるアプリであるなら可能性は高いかもしれないですね。