
新型Xperia、と言えばソニーモバイルがXperia 5 IIが話題の中心ですが、次期フラッグシップ、Xperia 1 IIIの情報も噂レベルではありますがちらほらと出てきている、という感じ。
一方、以前より存在が噂されているのが2020年後半のミッドレンジXperiaで、Xperia 1 IIの発表時より、Xperia 10 IIの兄弟モデルとなるXperia 10 II Plus (もしくはXperia 10 Plus II)が開発中といわれています。
しかし今回、この次期Xperiaについてちょっと残念?な新情報がでてきました。

ソニーは今後の新型Xperiaをすべて5G通信対応モデルにすることを決めたため、SD720搭載予定だったXperia 10 II Plus (もしくは10 Plus II)の発売はキャンセルされた、という内容。
Xperia 10 II Plusが実在したとすれば当然今年前半から開発は始まっているはずで、今回の情報が正しければその後、ソニーは製品ラインナップを5G対応モデルのみに統一する、という新たな方向性を出したことになります。
ちなみに未発表のXperiaとしては先日ECC認証情報からXQ-AQ52/53という型番が見つかっており、「XQ」の「Q」はおそらくAndroid 10 (Q)搭載、つまり2020年モデルを示していると思われます。
また、ソニーのサーバー上からはPM-134X-BVおよび PM-135X-BVという最低でも2モデル分のOEM IDが発見されています。
ただ、これらのモデルについてはXperia 1 IIIやXperia 10 IIIといった2021年モデルのものである可能性もあります。
それにしても製品ラインナップを5Gのみにしてしまう、というのは事実だとするとちょっとしたサプライズ。
一方、auも先日の2020年秋冬5G新作モデルの発表時に今後、同社からリリースされる機種はすべて5G対応モデルとなることを宣言し、4Gモデルは今後販売しないことを明らかにしています。
ただ、個人的にはミッドレンジ機種ユーザーで5G通信が必須条件というユーザーはまだしばらくはマイノリティーという印象。
むしろ、高速通信よりも安定した4G通信をそこそこの動作速度で使えればOK、という方が大半のような気がします。
そういった意味でキャリアもメーカーも前モデルを一気に5G化するのはデメリットこそあれ、メリットはあまりないような気がするのですが、どうなんでしょう。