クアルコムの次期ハイエンド向けチップ、と言えばSnapdragon 875。
例年通りならば12月に発表され、次世代Xperia、Xperia 1 IIIやGalaxy S21シリーズなど搭載されるはずです。
一方、今年リリースの複数の5G通信対応ミッドレンジモデルに搭載されたSD765の後継チップ、SD775の存在も気になるとこと。
そんな中、このSD875およびSD775についての興味深い情報がでてきました。
そして今回、このSD875
情報の精度ではほぼ100%の有名リーカー、Roland Quandt氏からのもの。
まず、Snapdraogn 875(型番はおそらくSM8350)のコードネームは「Lahaina」で、同チップには「+」版、つまりSnapdragon 875 Plusが存在する、とのこと。
これまでの情報によるとSD875はサムスンの5nmプロセスで製造され、サイズは25%小さく、消費電力は20%抑えられると言われています。
一方、さらに興味深いのは2021年リリースのアッパーミッドレンジに採用されると思われるSnapdragon 775について。
同チップは現在、ハイエンドのプラットフォーム上でテストされており、12GB LPDDR5 RAM、UFS 3.1、120Hz駆動に対応するとのこと。
SD775 (SM7350)のコードネームは「Cedros」
また、同チップはSM8350(SD875)と「密接に関連」しているように見えるので、従来の7シリーズはかなり大規模なアップグレードになる、とのこと。
要はSD775の性能はSD875にある程度近いものになる、という意味ではないかと思われます。
今年のSD865とSD765はベンチマーク上では倍近い性能差がありますが、SD875とSD775ではこれがかなり近づく、ということでしょうか。
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