2020年版の最新Android OS、Android 11。
数週間前に正式版がリリースされ、最新のPixel 4aから古い機種ではPixel 2までアップデートが提供されています。
しかし、このAndroid 11へアップデートしたPixelユーザーからジェスチャーナビゲーションに関する不具合の報告が複数挙がっている模様です。
Android 11アプデ後ジェスチャーナビが効かない!
Android Policeが伝えたもので、これによるとAndroid 11へアップデートをしたすべてのPixelで、ジェスチャーナビゲーションの上スワイプが効かない、もしくは反応がおかしいという症状が広範囲に発生しているとのこと。
ジェスチャーナビゲーションは従来の戻る(◁)、ホーム(○)、アプリ(□)といったボタンがなくなった代わりに画面最下部にバーが表示。
そしてこのバーをスワイプする「ジェスチャー」で操作する、というもの。
ジェスチャーナビゲーションではバーを下から上に素早くスワイプをすることで通常ならば「起動中のアプリの一覧」が、ゆっくり上までスワイプすることでアプリ一覧が表示されるはずなのですが、上のGIF画像にあるように、正常に反応せずバウンスしてしまっている様子が分かります。
これ、ちょっと調べてみたところ国内でも類似事例が複数あることが分かりました。
ジェスチャーナビゲーションはAndroid 10で実装され、当初は操作に戸惑った方も多いようですが、今では慣れるとかなり便利と評判です。
よって、また元のボタン型ナビに戻すのもちょっと、という方は多いはず。
私も手元のPixel 3で試してみましたが、まったくアプリ一覧が出せない、というわけではないものの、かなり難易度が高く、明らかにAndroid 10の頃からは悪化しています。
というか、じっくりやればともかく、出先などで素早く操作をしたい時などはほとんど使い物にならないレベルかもしれません。
なお、この手の不具合はPixelに限ったことではなく、また、今後Android 11が提供される他機種でも発生する可能性があります。
また、仮にPixelで同問題が修正されても別メーカーの機種では対応がかなり遅くなる、という可能性もあり注意が必要。
ちなみにAndroid 11へアップデートをしたPixel 4aでは発熱がトリガーと考えられるタッチ不具合が広範囲で確認されています。
ただ、これについてはジェスチャーナビゲーションだけに限った問題ではなく、どういった操作でもスワイプがタッチと認識されるという症状。
また、発生しているのがPixel 4aだけ、という点からしてもおそらく今回の問題とは別の不具合だと思われます。
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