世界最大のスマートフォンメーカーと言えばサムスン、そしてAndroidではHuaweiが2位となっていますが、この順位が入れ替わる、という意外な出来事があったようです。
GIZMOChinaが米リサーチ会社Counterpointからの情報として伝えたもので、これによると今年4月のスマートフォン売上でファーウェイが初めて世界1位になったとのこと。
ファーウェイは世界2位のシェアとはいえトップのサムスンとの差はまだかなり大きい状態なので、これはかなり意外。
ただ、この「ファーウェイスマホ、世界トップ獲得」には特殊な事情が背景にあるようです。
まず、4月と言えば世界中が新型コロナの影響で「シャットダウン」していたころで、中国だけがいち早く経済活動を再開していた時期。
つまり、この時期は相対的に中国でのスマートフォンの売上シェアが世界で高まったとも言えます。
そして米政府による禁輸措置により中国では逆にファーウェイを応援する雰囲気が高まり、国内シェアがアップしているとのこと。
これら二つの要因が重なり、ファーウェイのスマホ売上シェアが一時的に世界トップ、となったとう事の模様です。
よって、少なくとも中長期的な意味でファーウェイの売上がサムスンを抜いた、とは言い難い状況。
ただ、たとえ外的要因によるものとはいえ、この逆風の中一瞬でもファーウェイが世界トップのスマホメーカーになったと言う意味は大きいような。
また、新型コロナの経済活動への影響はまだまだ続きそうな雰囲気なので、一瞬だと思われた「三日天下」も長引くという可能性は十分にありそうです。
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