ソニーモバイル初の5G対応フラッグシップモデル、Xperia 1 II。
国内ではau版SOG01が2週間ほど前にリリースされ、発売初週こそ売上ランキングで上位に入ったもののすぐに失速。その後は他のハイエンドモデル同様にランキング下位で低迷しています。
また、これは6月18日発売ぼドコモ版SO-51Aについても同じような動きが予想され、メーカーを問わずハイエンド自体が売れない日本のスマホ市場の実状が非常に良く表れているように思えます。
ところが、このXperia 1 IIが海外では予想外の売れ行きとなる予兆が報告されていました。
GSMArenaが伝えたもので、これによるとすでに事前予約販売の始まっている欧州の大半の国では昨日からXperia 1 IIが「Out of Stock(在庫なし)」状態になったとのこと。
ただ、同記事によると今回「売り切れ」となっているのはソニーのノイズキャンセリング機能付きワイヤレスヘッドフォン、WH-1000XM3が「オマケ」として付いてくる限定プロモーション分の話のようです。
そして現在では「在庫なし」は解消され、これらの国では当初のプロモーション特典を変更し、多くのオンラインショップは同社の60ユーロ相当の純正カバー、Style Cover View XQZ-CVATをWH-1000XM3の代わりとして付けている模様です。
つまり、今回の「売り切れ」となったのはXperia 1 IIというよりもXperia 1 IIとWH-1000XM3組み合わせのおかげ、という可能性も。
Xperia 1 IIの人気は「本物」の可能性も
ただ、前モデルのXperia 1でも一部の国では同じWH-1000XM3のバンドル・プロモーションがありました。
が、ここまで早く「売り切れ」となることはなかったような気がします。
また、WH-1000XM3の後継機WH-1000XM4のリリースが間近と言われていることもあり、WH-1000XM3の価格は海外では2万円以下まで下がってきており、「オマケの価値」という意味では明らかに昨年より魅力が下がっているはず。
よって、このXperia 1 IIの一時的な売り切れ状態は一概にこの予約特典の在庫切れが理由とは断言できません。
ここ数世代、常にスペック不足あるいはスペック遅れと言われてきたXperiaフラッグシップですが、今回のXperia 1 IIは少なくとも前評判、つまりスペック的にほとんど文句の出ない新型Xperiaといった感じ。
唯一前評判として不満の声が大きのはやはり高めの価格設定ですが、それをも克服するほど魅力的、ということでしょうか。
今後、オマケがダウングレードされた後でも再び「OUT OF STOCK」となるようであれば、Xperia 1 IIの人気は「本物」ということになりそうです。
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