ソニーモバイルの2020年前半フラッグシップ、Xperia 1 II。
全モデルのXperia 1からの進化の度合いは十分、外見やスペック上での前評判は上々、と言った感じですが、まだレビュー記事なども少なく、その実力については未知数な部分が多いのも事実。
そんな中今回、ドコモ版のXperia 1 IIの「ノーマル」なベンチマークスコアが発見。
これでドコモ版とau版のXperia 1 IIおよびGalaxy S20のベンチマークスコアが出そろっていたので比較してみたいと思います。
Xperia 1 II vs Galaxy S20ベンチマーク比較
ドコモ版Xperia 1 II vs Galaxy S20
Xperia 1 II SO-51A docomo ↓
Galaxy S20 SC-51A docomo ↓
au版Xperia 1 II vs Galaxy S20
Xperia 1 II SOG01 au ↓
Galaxy S20 SCG01 au ↓
ドコモ版の場合、Xperia 1 II SO-51Aのマルチコアのベンチスコアは平均3300ポイント、Galaxy S20 SC-51Aは約2950ポイント。
au版の場合もほぼ同じような差がでており、Galaxy S20よりもXperia 1 IIの方が平均で1割ほどベンチマークスコアが高い、ということになります。
「安定性」でもXperia 1 IIに軍配?
また、スコア(平均)も重要ですが、個人的に注目しているのはスコアのバラつき。
Xperia 1 IIでは3300~3100くらいで安定しているのに対し、Galaxy S20は2700~3200くらいまでスコアに大きなばらつきがあります。
これは発熱などの環境によって処理速度にバラつきがある、とも言えます。よって、全体の性能だけでなく「安定性」という意味でもGalaxy S20よりXperia 1 IIの方が優秀と言えそうです。
となると、ファームウェアレベル、つまりソフト面での違いということになります。
なお、Galaxy S20シリーズはメモリはLPDDR5、ストレージはUFS3.0となっており、Xperia 1 IIがより高性能のメモリ規格やストレージ規格を採用している可能性はまずありません。
なお、ドコモ版Xperia 1 IIのベンチスコアについては数週間前に600ポイント台という以上に低いスコアが発見されましたが、これはおそらく何らかの特殊な環境での「異常値」。
よって、今回はこれについては除外しています。
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