1週間ほど前にJEDEC(半導体技術協会)が発表した新ストレージ規格「UFS3.1」。
既存の一部ハイエンドモデルで採用されているUFS3.1の「アップグレード版規格」という位置づけで、転送速度や省エネ性能で優れていると言われており、今年以降のハイエンドモデルに搭載のストレージの標準規格となることが期待されています。
そして今回、この新規格「UFS 3.1」の実力を示すベンチマークスコアが発見された模様です。
以下はUFS3.0を搭載したGalaxy Note 10のもの。
UFS 3.1 vs UFS 3.0 ベンチマークスコア比較
UFS 3.0 | UFS 3.1 | |
シーケンシャル読込 | 1577MB/s | 2279MB/s |
シーケンシャル書込 | 591MB/s | 1801MB/s |
ランダム読込 | 178MB/s | 146MB/s |
ランダム書込 | 201MB/s | 137MB/s |
ご覧のようにシーケンシャル(連続)読込ではUFS3.1がUFS3.0の1.5倍、シーケンシャル書込では3倍の速度となっています。
ところが、ランダム書込・読込では両方ともUFS 3.1の方が転送速度が遅い、という結果に。
これはスマートフォンに限ったことではありませんが、一般的な使用の際の体感的な「速さ」にとって重要なのはランダムアクセスなので、そういった意味ではこのUFS3.1の方が体感速度が遅いと感じる可能性すらある、ということに。
なお、このUFS 3.1は今のところの噂ではOneplusの2020年モデル、Oneplus 8シリーズに搭載される可能性が高いと言われています。
また、個人的には今年後半リリースのハイエンド、Galaxy Note 20シリーズなどにも搭載される可能性があると思います。
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