国内ではドコモとauの2020年春夏5Gモデル(SO-51A,SOG01)として今春リリース予定の新型Xperia、Xperia 1 II。
前モデルのXperia 1と比較して全体的なスペックアップだけでなく、カメラセンサーが一部サムスン製からソニー製に戻されたり、Cirrus Logic製のパワーアンプを搭載したりと、ハード面でも公式スペック上には表れない様々な変更点があるようです。
そして今回、細かい点ではありますが、このXperia 1 IIで新たなに採用された「パーツ」についてちょっと興味深い情報が出てきました。
seems like sony changed touchscreen controller to samsung’s one instead of synatpics clearpad
タッチスクリーン・コントローラーがシナプティクス製→サムスン製に
ESATO上のユーザーが投稿していたもので、これによるとXperia 1 IIに搭載されているタッチスクリーン・コントローラーは従来のSynaptics(シナプティクス)製のClear Padではなく、サムスン製のコントローラーが採用されている模様、とのこと。
タッチスクリーン・コントローラーとは画面上のユーザー操作を信号に変換してデバイスが読み取れるようにするデータコンバータで、文字通りスクリーン上の操作で端末を「コントロール」するためのもの。
つまり、俗にいうタッチ感度・タッチ反応の良し悪しはこのタッチスクリーン・コントローラーとそのキャリブレーションによるところが大きいと言えると思います。
ちなみに私はXperia 1を含む過去モデルに搭載されていたタッチスクリーン・コントローラーがSynaptics(シナプティクス)製だった、ということすら知りませんでした。
また、一般的にサムスン製と比較してどちらが優れている、ということでもない模様。
なおに数世代前のXperiaではよくタッチ感度が悪い、誤タッチが頻繁に起こるといった不具合報告が度々見られました。
一方、Xperia 1ではリリース直後に画面左縁のタッチ反応悪いという報告がありましたが、これはファームウェアアップデートで改善した模様で、大きな問題とはなっていません。
つまり、少なくともXperia 1以降のフラッグシップでは特にスクリーンのタッチ感度が悪いといった悪評はほとんど見かけません。
よって、今回のタッチコントローラーのサプライヤーの変更が事実だとして、必ずしもXperia 1 IIのタッチ反応が向上するとは限りませんが、実際に使用してみてタッチ反応に何らかの違いが、という可能性はあると思います。
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