ソニーの2020年新型Xperiaフラッグシップ、Xperia 1 II。
前モデルのXperia 1と比較してほぼ全方向にスペックアップされており、仕様面ではかなり前評判は良い、という印象です。
国内ではドコモとauからのリリースが確定しているこのXperia 1 IIですが、今回、 オーディオ周りに公式スペック上では明らかにされていない意外なパーツが搭載されている可能性がでてきました。
モバイル向け小型スマートブーストパワーアンプ 「CS35L41」搭載か
これ、ESATO上のユーザーが投稿していたもので、これによるとXperia 1 IIにはCirrus Logic製のCS35L41が搭載されている、とのこと。
確かにWikipedia上にも同様の情報が。
Cirrus Logic CS35L41とは?
シーラス・ロジックはサウンドチップや小型オーディオアンプなどを中心に開発・生産しているアメリカの企業。
そして同社が昨年、モバイル向けの小型スマートブーストパワーアンプとしてリリースしたのがこの「CS35L41」です。
CS35L41は、モバイル・デバイス向けの業界最先端のスマートな昇圧型オーディオ・アンプ・ソリューションです。
(中略)
このクラスのアンプでは最も低い消費電力およびノイズ、最もコンパクトなパッケージ・サイズを特長としています。
(中略)
CS35L41は、スピーカ保護アルゴリズムにより、スピーカを最大限まで安全に駆動でき、スピーカの熱的制限内および可動域制限内で最高の出力を実現します。
公式サイトより
要は低電力でパワフルな音を出せる、という事でしょうか(←素人の理解力の限界)。
このアンプ、Meizu 16thが初めて搭載していますが、他機種で搭載された例は今のところない模様なので、今回の情報が事実ならばXperia 1 IIが2機種目、ということに。
もちろん、Wikipedia上の情報はあくまで非公式なもので間違っていることも珍しくありません。
一方、Xperia 1 IIはMP3などの圧縮音源をハイレゾ並みの音質に変換する新機能「DSEE Ultimate」を搭載。
スピーカーも前モデルの側面から前面に戻すなど、Xperia 1がビジュアル面でのクオリティーや没入感に重点を置いたのに対し、今回のXperia 1 IIはオーディオ面を大幅に強化しているという印象。
そういった意味でXperia 1 IIが音質の要ともいえるアンプにこの「CS35L41」を採用する可能性は十分にあるように思えます。
ただ、もしこのXperia 1 IIにこのCirrus Logic CS35L41が搭載されているのであれば、これは基本的にはセールスポイントとなるはず。にもかかわらず、スペック上で公表しないというのはちょっと不自然な感じもします。
追記:
カメラセンサーの型番が確認された際の画像内にこの「CS35L41」が写っていることが判明しました。
従って、「CS35L41」の搭載は「確定情報」ということになります。
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