ソニーモバイルの新型Xperiaフラッグシップモデル、Xperia 1 III。
SIMフリーモデルがいち早く欲しい、と言う方の中には海外版の購入を考えている方も多いようですね。
一方、国内キャリア版のXperia 1 IIIと海外版の違い、と言えばFelicaの対応・非対応といった違いが注目されますが、今回のXperia 1 IIIでは国内キャリ版は5Gミリ波に対応、海外版は非対応という違いもあります。
そして今回、これが理由と思われる国内版と海外版のXperia 1 IIIで外観の違い、そして潜在的に素材も違う可能性がでてきました。
以下は国内版Xperia 1 IIIと海外版の公式レンダリング画像を比較したもの。
国内版↓
海外版↓
同じプロモ用画像からの切り取りですが、国内版は側面に何もないのに、海外版では側面上部、カメラの横あたりにライン(スリット)が入っています。
また、以下は中国版の実機画像↓
はっきりとスリットが入っているのが確認できます。
一方、以下はドコモの実機↓
この海外版にのみあるスリット部分はおそらく電波を通しやすい何らかの樹脂製だと思われますが普通に考えると違いの背景には5Gミリ波への対応、非対応の違いが背景にあると考えられます。
そして国内版にスリット有り、海外版に無し、であればそれで一件落着。
ところが、興味深いのはこのXperia 1 IIIでは逆転している、と言う点。
というのも、通常、電波が遮断されやすいのはミリ波対応モデルなので、感覚的には電波感度を良くするためにスリットが入るのは国内版、ということになりそうなものです。
ところが、実際にはスリットが入っているのはミリ波非対応(sub6のみ対応)の海外版モデルとなっています。
これは5ちゃんねるのユーザーさんが指摘していたものを当サイトの読者さんが教えてくれたものなのですが、ボディー素材による電波干渉を受けやすいミリ波対応モデルにはスリットがなく、非対応モデルにはある。
これはいったいどういう事でしょう?
これ、ひょっとすると国内版モデルはミリ波の電波干渉を最小限にするため、側面や背面パネルの素材そのものが海外版とは異なる、という可能性はないでしょうか?
つまり、国内版はスリットがないわけではなく、端末の一部(側面)がスリットと同じ、もしくは同じくらい電波の通りが良い素材で作られている、と言う可能性です。
だとすると国内版Xperia 1 IIIと海外版では側面や背面の一部?の素材自体が異なる、ということに。
デザイン的にはスリットはない方が良い、という方が大半だと思うので、そういった意味では大した問題ではありませんが、海外版と素材が異なる、というのはちょっと好奇心をそそられます。
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