発表まであと5日ほどとなった2020年モデルの新型Xperiaフラッグシップ。
「Xperia 1.1」や「Xperia 1 2020」、「Xperia 1 MKII」といった仮称で、最近では「Xperia 1 Ultimate」という候補も出現しています。
一方、正式な機種名は置いておくとしても、この次期XperiaがXperia 1の後継機としてリリースされることはほぼ確実で、スペックについても4K HDR OLED、SD865、8GB RAM+128GBストレージ、などなど少しずつ詳細が明らかになってきています。
そして今回、この新型Xperiaのカメラ仕様について非常に興味深い新情報がでてきました。
以下はここ数日、ESATO上の投稿されているこの新型Xperiaについてのヒントの一つ。
s6, aj, 1.8.1, llg, fds, 16dp
6つの数字とアルファベットの組み合わせがありますが、最初の5つにいては今のところ未解読。
しかし、最後の16dpについては今回、いくつかの追加ヒント情報からほぼ確実な解答がでてきました。
新型Xperiaは「16ピクセルビニング」カメラ搭載
いくつかの情報から総合的に判断するとこの「16bp」の意味はどうやら「16ピクセルビニング」で間違いなさそう。
「ピクセルビニング」とは複数の画素(ピクセル)を一つのピクセルとして扱うことで、1ピクセルあたりの受光面積を仮想的に大きくして、感度を上げる技術。
4ピクセル(2×2)を1組の画素として扱う「クアッドベイヤー」やサムスンが新型108MPセンサーで採用した9ピクセル(3 x 3)を1組として扱う「Nonacell」はご存知の方も多いと思います。
そして数日前にはHuawei P40シリーズに搭載されるIMX700という新型センサー情報がリーク。
この情報によるとこのセンサーは4×4の16ピクセルを1画素として扱うもので、私は勝手に「ヘクサデカゴン」ベイヤーと呼んでいます。
そして今回この新型Xperiaで採用されるのも同様の16ピクセルビニング・センサーだと思われます。
なお、このヒントの投稿者は「16bp」の部分について、Galaxy S20シリーズを含め、「ほとんどのスマートフォンよりも優れた点」としています。
これが「すべて」ではなく「ほとんど」した理由はおそらくファーウェイの次期フラッグシップに搭載される可能性が噂されている52MPのIMX700も同様の16ピクセルビニング・センサーが採用さるためと考えられます。
「ヘクサデカゴン」センサーは64MPの望遠カメラ?
一方、新型XperiaにこのP40シリーズと同じIMX700が搭載されるかは不明です。
というか過去のパターンからするとその可能性は低いような気がします。
ちなみに、この新型Xperiaフラッグシップのカメラについては先日、有名リーカーのZackbucks氏より「基本的にはGalaxy S20+と同じ仕様になる」という情報がありました。
そしてGalaxy S20+のカメラスペックは:
・12 MP, f/1.8, 26mm (メイン)
・64 MP, f/2.0, (望遠)
・12 MP, f/2.2 (超広角)
・0.3 MP f/1.0 (深度/ToF)
一方、今回、この「16BP」の情報を提供している人物は過去にこれについて一点だけ異議を唱えており、「望遠カメラ以外はね」と発言。
つまり、この新型Xperiaのカメラ仕様は望遠カメラ「だけ」がGalaxy S20+と異なる、ということになり、16ピクセルビニング技術が採用されるとすればこのセンサー、ということに。
ただ、Zackbucks氏情報からしてもカメラの画素数は同じS20+と64MPとなる可能性が高いようにも思えます。
なお、16個のピクセルを1ピクセルとして扱うとなると、64MPのセンサーでも画像1枚当たりの画素数は64÷16=4MP程度になる、ということになりますが、仮想ピクセルサイズは0.8 x 4で3.2μmという可能性も。
となると、かなり「明るいセンサー」となり、暗所・夜間撮影でかなり綺麗な写真がとれそうです。
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