
Xperia XZ5 Premium以来、いまだに世界唯一の4Kディスプレイ搭載スマートフォンであるソニーの「プレミアム」フラッグシップシリーズ。
最新モデルのXperia 1 IIIでも4Kディスプレイが売りの一つが、今回、同モデルでスクリーン解像度を常時4Kにする方法が紹介されていました。
Xperia 1 IIIを「常時」4K表示にする方法
まず、これをするにはADBコマンドが実行できるパソコンが必要となります。
手順は:
開発者向けオプションをオンにして「USBデバッグをオンに
- 「設定」を開く
- 「デバイス情報」を開く
- 「ビルド番号」を7回タップ
- 「 設定 」で「開発者向けオプション」を開く
- 「USB デバッグ」をオンに
端末とパソコンをUSBケーブルでつなぎ、以下のADBコマンドを1つずつ実行:
adb shell
wm size 1644×3840
wm density 630
ADBシェルを終了するには、exitと入力します。
なお、設定を戻すには:
adb shell
wm size reset
wm density reset
wmサイズ 1644×3840
wmの密度 630
なお、以下はこの方法を紹介していたRedditユーザーからのコメント:
私のテストでは、どのアプリでも120hzモードでも問題なく動作しました。端末もあまり発熱はせず、現在バッテリーは35℃、CPUは40℃になっています。ラグやフリーズも一切なく、すべてが120fpsでスムーズに動作します。唯一気づいたことは、常時表示を使用している場合、電話のロック解除が少し遅くなることがありますが、これはディスプレイが点灯している状態でロック解除した場合のみです。
もちろん、この方法は「非公式」なものであり、ADBコマンドを使うものなので、あくまで自己責任で、ということになります。
4Kコンテンツ以外での画質もアップ?
Xperia 1 IIIでは過去のプレミアムフラッグシップXperia同様、実際に4K解像度で表示されるのは対応するアプリ、コンテンツを使用する時のみ、といわれています。
そのため、4Kコンテンツ表示時に画質が2Kとで画質が異なるのは当たり前ですが、4K非対応のアプリ・コンテンツ使用時(ホーム画面など)では仮にシステム側で強制的に4K表示に設定しても、それは4Kをエミュレート(疑似)しているだけであって実際の画質の違いはない、というのが一説です。
一方、今回の情報によると、4K非対応コンテンツ表示の際にも画質に違いがある、とのこと。
以下がその比較:
2K↓

4K↓

これだけだとほとんど違いはないし、といった感じですが、心なし4Kの方がシャープ?
これをさらに拡大すると:
2K↓

4K↓

うーん、これでも顕著な違いはなさそうですが、確かに2Kの方がピクセルがぼんやりしているような気も。。。
さらにさらに拡大すると:
2K↓

4K↓

2K↓

4K↓

どちらの画質が良い、鮮明かは別にして、これを見ると確かにピクセルのサイズや形?に差異があり、「何か」が違うことは確かな模様です。
ちなみに先のADBコマンドで解像度を固定する方法ですが、4K表示固定ができる、ということは2K表示固定もできる、ということになると思います。
バッテリー持ち評価がイマイチなXperia 1 IIIですが、2K表示固定にすることで電池持ちはある程度向上するのでしょうか。
ソース: Reddit