
長年にわたり噂され続けてきた「ハンドヘルド型Xbox」が、ついに現実のものとなるかもしれません。昨年11月、Microsoft GamingのCEOであるフィル・スペンサー氏が、携帯型Xboxの開発を進めていることを公に認めました。また、Xbox Gaming DevicesのVPであるジェイソン・ロナルド氏も、コンソールとPCの長所を融合させる計画について言及しています。
そして今回、新たなリーク情報によって、その具体的な姿が少しずつ明らかになってきました。
開発はASUSが担当? 「Project Kennan」とは
米メディアThe Vergeが報じた最新情報によると、Microsoftが開発を進める携帯型Xboxは、ASUSが製造を担当する可能性が高いとのこと。プロジェクトの内部コードネームは「Project Kennan」で、正式なXboxブランドとして登場する見込みです。
現在はまだ開発段階にあるものの、2025年内の発売が視野に入っているとのこと。ただし、正式なスケジュールは流動的で、状況によって変更される可能性もあるようです。
Windowsベースの新しいXbox体験
Project Kennanは、Windowsを搭載しつつも、より直感的なXbox向けインターフェースを採用するとされています。このアプローチは、ASUSが現在展開している**「ROG Ally」**のArmoury Crate UIに近いものになるかもしれません。
Microsoftは、XboxとWindowsの統合をさらに進め、今後も他のOEMメーカーと提携しながら、独自のXboxゲーミングデバイスを展開していく計画を持っているとされています。
気になるスペックと価格帯
現時点でのリーク情報によると、Project KennanはAMDの「Ryzen Z2 Go」チップを搭載し、価格は$499~$599の範囲になる見込みです。
MicrosoftとASUSのタッグによって生まれる新たな携帯型Xboxが、どのような形で登場するのか、今後の発表に注目が集まりそうです。