Google純正のスマートフォン、Pixel。
先日、最新のPixel 5やPixel 4a 5Gについては最新アップデートでグラフィック処理能力が大幅向上し、ベンチマークもかなりアップした、という件についてお伝えしました。
ただ、今回のアップデートは良いことばかりではないようです。
XDAが伝えたもので、これによるとPixelスマートフォンでは最近のアップデートにより、WidevineレベルがL1からL3にダウングレードされ、その結果、DRMで保護されたコンテンツがHD解像度で再生されないという問題が報告されています。
「Widevine」とは?
WidevineとはGoogleの親会社であるAlphabetのグループ会社Widevine Technologies(つまりGoogleの兄弟会社)が提供しているDRM(デジタル著作権管理方法)。
WidevineにはWidevine L1からL2、L3までのセキュリティレベルが存在。
L1が最も強く、L3が最も弱く、3つのセキュリティレベルは、機種がどれだけセキュリティ要件を満たせているかによってステータスが決まります。Widevine L1ステータスのスマートフォンはWidevine L3のものよりコンテンツ保護の観点から「安全」と見なされ、より多くのコンテンツを楽しむことができます。
この問題、海外ではGoogle公式フォラムやRedditなどで複数の報告が上がっており、L3に誤ってダウングレードされたPixelではSD(480p)でしか動画を閲覧できないと言う状況に。
実はこの問題、かなり前から他機種では報告があり、国内ではAQUOS sense4 plusで問題となっていました。
また、同様の不具合は半年ほど前からASUS Zenfone 6や7でも発生しているようですが、今のところはっきりとした原因は判明していません。
一方、国内のPixelユーザーからは今のところ該当する症状の報告は上がっていない模様。
ただ、これが「Widevine」がらみのものであれば、おそらくNeflixだけでなく、Amazonプライムビデオといった他の動画サービスでも影響が出てくるはずです。
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