米政府による禁輸措置で苦境に立たされている、ファーウェイ。
国内でも昨年リリースされたモデルはその前年と比較すると激減し、すっかり話題に上がることが少なくなってしまっています。
一方、ファーウェイはそれでも昨年秋に最新フラッグシップ、Huawei Mate 40シリーズを発表しています。
そして今回、同モデルに搭載されているフラッシュメモリ(ストレージ)がかなり優秀であることが明らかになりました。
Huawei Mate 40 Pro+のSFS 1.0はUFS 3.1を大幅に上回る転送速度
ご存知のように、XperiaやGalaxyなど、最近のハイエンドスマートフォンに搭載されている最新ストレージの規格はUFS 3.1。
一方、過去の分解画像でHuawei Mate 40 Pro+およびHuawei Mate 40 RSにはSFS 1.0というファーウェイが独自開発した規格のストレージが搭載されていることが判明しています。
そして以下はそのSFS 1.0とUFS 3.1の読み込み・書き込み速度を比較したもの。
スマートフォンの「速度」に最も影響を与えると言われるランダム読込では374MB/sとなっており、これはUFS3.1よりも3割近く速い、とうことに。
さらにランダム書込みでは550MB/sとなっており、これはUFS3.1の2倍近い速度となっています。
ファーウェイがいつの間にかこんなストレージを開発していたとは知りませんでした。
ちなみにHuawei Mate 40シリーズについては今のところ国内でのリリース予定についての情報は皆無。
米政府の対ファーウェイ禁輸措置強化ぎりぎりのタイミングで間に合った同社最後の自社製チップ、Kirin 9000チップは供給量が限られているとも言われており、日本での発売は難しい可能性も高そうです。
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