次期Xperia、来年はミッドレンジ中心にリリース?新型コロナでハイエンド離れが加速

ソニーが2020年に展開している新型XperiaはXperia 1 II、Xperia 10 II、Xperia L4の3モデルと、今のところ比較的少なめの機種展開。

そんなソニーが先日のグローバル向け決算報告で興味深い発言をしていたようです。

抜粋:

deceleration of the smartphone market and a shift to midrange and moderately priced models in that market resulting from the impact of the spread of COVID-19.

“Currently, the business environment surrounding us is deteriorating because of COVID-19. The high-end smartphone market is contracting and that is going – shifting towards mid- and low-end zones, that’s the volume zone now.

Whatever we see now, we don’t consider to be a long-term trend because at a certain time, this impact of the coronavirus will somehow be absorbed, so that the smartphone market as a whole is not declining all that large. So the transition or the shift we’re seeing currently is only temporary, we believe. But though they are temporary, for this year and for the next year, more mid- to low-end products will sell. That’s for sure.”

ポイントとしては:

・新型コロナによりハイエンド機種市場が縮小、ミッドレンジ、ローエンド機種への移行が加速した。

・新型コロナによるスマートフォンの売上減少は思ったほど大きくならない。

・現在のハイエンド→ミッドレンジへのシフトは一時的だが今年~来年はミッドレンジとローエンド機種が売り上げの中心となる

この内容は、同社のイメージセンサー部門についてのコメントからのようなので、Xperiaというよりはスマートフォン市場全体を意識しての発言だと思われます。

ただ、同社がこういった見方をしている、ということはこれがある程度今後の新型Xperiaのラインナップに反映される可能性は十分あり。

少なくとも来年の次期Xperiaはミッドレンジ機種が中心のラインナップに、ということもありそうです。

ちなみに2020の新型ミッドレンジ、Xperia 10 IIは国内では過去数週間にわたってAndroidスマートフォンの週間売上ランキングでトップを獲得しています。

ただスマートフォンの主力レンジがハイエンド→ミッドレンジに移行したのは新型コロナより前の話。
特に日本ではすでに2~3年前からその傾向が顕著になっており、Androidのハイエンドモデルが売上ランキングの上位を長期間キープする、ということはほとんどなくなりました。

ただ、今回の情報によるとこの流れが今回の新型コロナでさらに加速した、というのは興味深いところ。

やはりロックダウン措置にともなう失業や所得減といった経済的要因が大きく影響をしているような気もします。

ソース

コメント

  1. ななしさん より:

    ハイスペック辞めてミドル⇒ローへ転換したメーカーはシャープみたく中華企業に買収されるか不治痛みたく事業売却パターン
    ソニーモバイル終わったな

    • 7 sea より:

      とっくの昔に終わってるけど、
      事業縮小しつつ、なんとか黒字にして
      生かすつもりみたいだから
      事業売却はないだろ

      ソニーがシャープみたいに買収されるとか
      ありえなさすぎ

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