クアルコムが先日発表した新型ハイエンド向けチップ、Snapdragon 888。
Galaxy S20シリーズを筆頭にXiaomi Mi 11シリーズやOppo Find X3シリーズなど、複数の機種が同チップを搭載することが確定しています。
一方、ソニーモバイルの次世代Xperiaフラッグシップ、Xperia 1 IIIについてはこのSD888を搭載「しない」可能性が浮上するなど、情報が混乱気味。
そんな中、このSD888、そしてそれとは別のクアルコム製ハイエンド向けチップの存在についての興味深い情報が見つかりました。
SD888 ≠ SD875?
これはSD888の正式発表数日前の情報。
これまでの一般的な解釈として、このクアルコムの新型ハイエンド向けチップは発表の直前まではSnapdragon 875(コード名「Lahina」)と呼ばれており、正式発表の数時間前に実際の名称が「Snapdragon 888」になることが判明。
よって、Snapdragon 875というチップは実在せず、SD875=SD888と捉えられています。
しかし、今回の情報によるとSD875はSD888とは別に存在するチップであり、クアルコムは2つのフラッグシップ向けチップを展開する、ということになります。
また、同氏はSD888がGalaxy S21シリーズの一部に搭載されるExynos 2100と同ティア、そしてSD875がサムスンがすでに発表しているアッパーミッドレンジ向けのチップ、Exynos 1080と同等のポジショニングになる、と予測しています。
なお、この人物はリーカーとしては有名ではありませんが、2.2万人のフォロワーを抱える信頼性の高いアナリストの模様。
Xperia 1 IIIに搭載のチップはSnapdragon 888ではなくSnapdrgon 875?
Weibo上の有名リーカー、Zackbucks氏は数日前にソニーがSD888搭載のXperiaを「デビューしない」という意味深発言をしており、この解釈の一つはXperia 1 IIIにSD888が搭載されないと受け取られています。
また、同氏もこの際に「SD888はSD875ではない」というコメントも加えています。
これを今回の情報を合わせると、Xperia 1 IIIにはSD888ではなくSD875が搭載、という可能性もありそう。
そういえば、少し前にSD865/865+のアップグレード版としてSD870というチップが存在する可能性がある、という情報がありましたが、ひょっとするとこのSD870=SD875なのでしょうか。
ただ、Xperia 1 IIIにはSD888を搭載し遅れてリリース、そしてSD875を搭載した別の新型Xperiaが存在する、という可能性も。
毎度のことながら情報が交錯する未発表Xperia。
でも、Xperiaについては噂や憶測を楽しむのも恒例となってきています。
おそらく来年に入ってしばらくすればこの次期Xperiaについての情報も増えてくるはず。
続報に期待したいところです。
コメント
仮に875が別に存在して1Ⅲに載るのがそっちだとしたらソニークォリティー過ぎて泣けて来る
888自体は載るけど販売時期が遅過ぎて他と足並みを揃えられずスターターに慣れないという意味であって欲しい