ハイエンドモデルが少なめの2020年秋冬モデルの中で双璧をなすソニーモバイルの最新フラッグシップ、Xperia 5とサムスンのGalaxy Note 10+。
「ハイエンド狙い」のユーザーの中にはこの2機種の間で迷っている、という方も多い模様。
このXperia 5とGalaxy Note 10+の間にはディスプレイサイズやメモリ、電池容量といった明らかなスペック差がある一方で、CPUは同じSD855を搭載していることから「動作性能」については大きな違いはないと言われています。
ただ、両者の間にはあまり注目されないスペックの大きな違いがあります。
Galaxy Note 10+ → UFS3.0、Xperia 5→UFS2.1?
ご存知の方も多いとは思いますが、Galaxy Note 10+のストレージ規格は最新のUFS3.0。
ちなみにソニーモバイルは公式フォラム上でUFSの規格について明らかにすることを拒んでいますが、メモリアクセス速度からUFS3.0ではなく、UFS2.1であることは確実と言われています。
UFS3.0とUFS2.1は転送速度に約倍の違いがあると言われています。
が、これはあくまで「理論値」の話。
実際には他の要素も絡んでくるので、必ずしもスマートフォンの実効速度で同じような差がでるとは限りません。
という訳で今回はPC MarkおよびGeekbenchのベンチマーク結果から両者の実力の違い、と比較していました。
ベンチマークでのGalaxy Note 10+ (UFS 3.0) vs Xperia 5 (UFS 2.1比較
シーケンシャル読込、ランダム読込、シーケンシャル書込み、ランダム書込み、とすべてのメモリアクセスにおいてGalaxy Note 10+がXperia 5を上回っています。
特に違いが顕著なのは「書込み」でシーケンシャルで倍以上、ランダムでは6倍近くも差がでています。
もちろん、これはあくまでフラッシュメモリ(ストレージ)のアクセス速度なので、必ずしも実使用での動作速度に顕著な差がでるとは限りません。
ただ、再起動後に初めて比較的リソース消費の激しいアプリを立ち上げる際などには起動速度などに違いが出る可能性がありそうです。
ちなみに今秋冬モデルですが、「準」国産ではシャープのAQUOS Zero 2がUFS 3.0ストレージを搭載することが確定しており、また、一部では2月発表の次期Xperiaフラッグシップも同様にUFS3.0採用という情報もでてきています。
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