クアルコムの次世代チップ、と言えば来月初めに正式発表され、Xperia 1 IIIやGalaxy S21シリーズなど、2021年リリース予定のハイエンドモデルのほとんどに搭載されるSnapdragon 875。
先日、このSD875に廉価版、Snapdragon 870が存在する可能性がある、という件についてお伝えしました。
このチップはOppo製スマートフォン向けのカスタム仕様とのことで、名称からしてSD875のダウングレード版との見方が一般的でした。
しかし今回、このSD870についての新情報がでてきました。
GIZMOCHINAが有名リーカー、Digital Chat Stationからの情報として伝えたもので、これによるとSnapdragon 870の正体はSD865を大幅にオーバークロックしたチップ、とのこと。
よって、次世代チップSD875とはアーキテクチャも異なる完全な別チップ、というこうになります。
なお、このSD870はメインコアの最大クロックスピードは3.2GHzに、GOUは905MHzになるとのことです。
ちなみにレギュラーのSD865のクロックスピードは2.84 GHz、Galaxy Note 20シリーズなどに搭載のSD865のアップグレード版、SD865+の最大クロックスピードは3.09GHzなので、これよりもさらにクロックスピードが挙げられている、ということに。
ちなみにこのSD870、SD865のオーバークロック版ということは7nm製造プロセス、ということになり、5nmプロセスのSD875と比べると省電力性能においてもある程度の差がありそうです。
なお、このチップの搭載先は現時点では不明ですが、Oppo Reno 5 ProやOppo FInd X3シリーズの無印版に搭載という可能性が高いようです。
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