日本では5G元年と言われる今年、複数の5G通信対応モデルがリリースされました。
一方、Huawei製スマートフォンを除いた今年のモデルで5G通信対応のAndroidスマートフォン、というと必然的にSnapdragon 865搭載機かSnapdragon 765G搭載機か、という二択になります。
代表的な機種としてはSD865865搭載機がXperia 5 IIやXperia 1 II、Galaxy S20/Note 20シリーズ、SD765G搭載機としてはPixel 5やGalaxy A51、AQUOS zero5G basic vs. Pixel 5などになりますが、これらの機種の間で購入を迷っている、という方も多いのではないでしょうか。
SD865搭載機はハイエンド、SD765G搭載機はミッドレンジで当然性能や価格は前者が上、ということは誰もが知っていることだと思います。
ただ、実使用の操作においてどの程度の差を感じるのか、というのは意外と知られていません。
そんな中、このSD865搭載機とSD765G搭載機の性能差が良く分かる動画がYoutube上にアップされていました。
対象機種はSD765G搭載のOneplusの最新ミッドレンジ、Oneplus NotdとSD865搭載のOneplus 8。
いずれも国内では販売されていませんが、両機種ともOSはストックAndroidに近いと言われており、そういった意味では両チップの性能を比較するうえで適していると思われます。
左がSD765G、右がSD865。ベンチマークスコアはSD865がSD765Gの1.5倍程度。
次にアプリの起動速度を比較:
「計算機」などの軽いアプリについてはSD876Gの方がワンテンポ動作が遅れるだけ、それほど実使用でストレスを感じることはなさそう。
Chromeなど、通信速度が重要なアプリでは画像の読込速度で差がでています。
これはやはりモデムの違いによる部分も大きいのかもしれません。
一方、ゲームアプリなどグラフィック負荷の高いアプリを起動すとその差は一気に顕著に:
このゲームではSD865は1秒程度でアプリの起動が完了したのに対し、SD765Gは4秒前後かかっており、この3秒の差は結構体感でも大きな違いを生みそう。
もちろん、アプリの起動時間は一つの指標でしかなく、CPUの性能差すべてを表すものとは言えません。
それでもアプリの起動「だけ」でこれだけ差がある、というのはやはり実使用で性能差を感じることは多そう。
SD865搭載機とSD765G搭載機では少なくとも価格に2~3万円の差がありますが、これらの動作速度の差が価格差に見合うかどうか、というのは使い方などにもよりそうです。
コメント