Xperiaスマートフォンの売上がようやく「底打ち」、7年ぶりに出荷台数が横ばいに

ここ数年、撤退の可能性すらも噂されるようになってしまったXperiaスマートフォン。

スマートフォン事業は赤字が続き、ソニーは昨年スマートフォン部門を他のエレクトロニクス部門と統合するといったテコ入れをし、今年度の黒字化を目指しています。

そして今回、ソニーの2020年第3四半期決算が発表されました。

以下はXperiablogがまとめていたグラフ。

同四半期のスマートフォン出荷台数は60万台。年間ベースで過去最低となることは確定的です。

が、今回の第3四半期としては昨年同期と比較して横這い、ということになります。

過去と比較すると非常に少ない出荷台数であることは間違いありませんが、下降の一途を同社のスマホ出荷が下げ止まった、というのは注目に値するかも。

以下は過去のXperiablogの記事からのグラフなので、2020年の数値は記載されていません。
ただ、過去約10年の第3四半期と比べてみると:

第3四半期だけでみると、Xperiaスマートフォンの売上は2013年に最高(1000万台!)を記録して以来降下の一途となっていました。

それが今回7年ぶりに下げ止まり、ということに。
ピークから9割以上の売上減少、となりましたがようやく底を打った、という感じでしょうか。

この売上が「底辺」だとして、これでソニーが目標通り黒字化を達成できれば逆にあとは上がるだけ。
一応利益を出しているわけで、撤退の理由は基本的にはなくなるはず。

それにしてもコロナ禍でメジャーなスマートフォンメーカーが大きく売り上げを落とす中、何とか前年同期と同レベルの売上を維持した、というのはちょっと意外です。

最新のXperia 5 IIもそうですが、今年前半のXperia 1 IIがカメラ性能が大きくアップし、ここ最近のXperiaとしてはかなり評判が良かった、というのは大きいのではないでしょうか。

ただ、国内ではミッドレンジのXperia 10 IIが主力、といった感じなので価格的にもリーズナブルな同機種の存在も大きな意味があったようにも思えます。

そういった意味で、今回の決算内容はポジティブな面も見られるのではないでしょうか。

コメント

  1. 名無し より:

    ぶっちゃけXperiaより売れてないはずのARROWSが未だに玩具量産出来てる方が不思議
    ネトウヨ老害が多い日本じゃなかったらあんな白を切り通した挙句訴訟起こされて負けるメーカーとかとっくに滅びてるわ

    • 林檎大好き より:

      富士通は情弱老人に支えられてるからね~
      ソニモバは信者がいるから生き残れてるってだけw

  2. 林檎 より:

    信者で生きてるのは林檎も同じような…

  3. 7sea より:

    国内キャリアに10IIをかなり卸しているのに、
    数字横ばいってことは、
    海外で落としている、ってこと。

    次の一手を早く打たないと、今年度後半は厳しいでしょ

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