クアルコムが新型の5G通信対応ミッドレンジチップを発表しました。
Snapdragon 750Gというチップで、765GからX52 5G Modem-RFシステムを継承。mmWaveおよびサブ6GHz周波数、SAおよびNSAネットワーク、TDD、FDD、ダイナミック・スペクトラム共有(DSS)、グローバル・ローミング、グローバル・マルチSIMをサポートしているとのこと。
最大クロック・スピードは2.2GHzで、64ビットオクタコアKryo 570セットアップを搭載。
これはSnapdragon 732GのKryo 470コアやSnapdragon 768GのKryo 475コアからは大幅にステップアップ、ということになります。
Snapdragon 750Gには、クアルコムのGame Color Plus、Adrenoアップデート可能なGPUドライバ、Adreno HDR Fast BlendなどのSnapdragon Elite Gaming機能も搭載。また、第5世代のクアルコムAIエンジンは、コンピュートブロック全体にAIワークロードを分散させ、最大4兆回/秒(TOPS)の処理能力をSnapdragon 730Gと比較して最大20%向上させるとしています。
なお、このSD750Gの実際の性能としてはSD730GやSD765/Gよりは上、さらに既存のミッドレンジチップでは最上位モデルとなるSnapdragon 768GよりもCPU性能は高い可能性があるとのことです。
同チップが搭載されるモデルについてですが、Xiaomiは先日、9月中に「新型」Snapdragon 7XXシリーズチップを搭載したXiaomi Mi 10シリーズに属する新型モデルを発表する、と明言しています。
さらにこのモデルは価格が200ユーロ台になるとのことで、200ユーロ台前半ならば日本円でも2万円台、200ユーロ台後半でも3万円台のモデル、ということになります。
国内ではauがXiaomi Mi 10シリーズの廉価版、Xiaomi Mi 10 Liteを5Gモデルとしては最安値レベルで展開していますが、これよりもさらに安価なモデルになる可能性が高そうです。
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