Huaweiが2020年に5G通信対応のスマートフォンを国内で複数リリース予定であることが明らかになりました。
ファーウェイの日韓地区代表・呉波氏がグループインタビューの中で明らかにした内容を、PHILE WEBが伝えたもの。
複数機種を複数チャンネルでリリース
5G商用化と東京五輪開催の時期に合わせて、5Gの端末製品をシリーズで導入する。複数の販売チャネルで5G端末ビジネスを推進していく
「シリーズで導入」とありますが、Huaweiの「5Gシリーズ」という意味でしょうか。
いずれにせよ複数モデルであることは間違いなさそうです。
さらに複数の「販売チャンネル」ともあります。
Mate 30シリーズとMate Xの国内リリース明言
―海外で発表されていて、日本では未発表のMate30シリーズなどの日本市場導入予定について。
Mate30シリーズは、日本の5G商用化に合わせて準備を進めており、MateXも同様に検討している。ぜひ、ご注目いただきたい。
キャリア版とSIMフリーの両方を準備しているとのことですが、5G通信サービスの商用化はドコモが来年春に開始予定であることがすでに明言されており、同キャリアが国内最初となることはほぼ間違いありません。
よって、このMate 30/30 ProやMate Xの5G版がキャリアからリリースされるとすればドコモ版となる可能性は極めて高いと言えると思います。
ただ、リリース時期についてはオリンピック開催のタイミングとのことなので、夏モデルになる可能性も。
ただ、一部ではドコモが「春モデル」として展開する5G通信対応モデルは新型Xperiaと既存Galaxyの2モデルだけになりそう、という噂もあります。
よって、Mate 30やMate Xは国内「最初のモデル」とはならない可能性もありそうです。
Googleアプリ・サービスは使えるのか?
― 海外のモデルではGoogleアプリが搭載されていない状態だが、今後発売されるモデルのGoogleアプリ搭載の見通しは。
我々の方針としては、Android OSとGoogleモバイル サービス(GMS)を優先して採用していく。今でもGoogle社とは友好関係を保っているからだ。最悪のケースになったときにだけ、我々のエコシステムを立ち上げる。その能力も持っている。
ご存知のように、すでに海外でリリースされているMate 30シリーズは米政府による禁輸措置の影響でGoogleからのライセンスを受けていないOSが搭載されています。
そのため、Google PlayストアやGmail、YoutubeといったGoogle系アプリ・サービスは正規ルートでは使用できない状態となっています。
ただ、今回のコメントを見る限り、国内向けMate 30ではGoogleサービス使用な可能なバージョンをリリースする予定の模様。
早ければ12月にも対ファーウェイ禁輸措置が緩和・撤廃されるとも言われていますが、これを見越して、といいうことでしょうか。
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