本日ソフトバンクが発表した5G通信対応機種、AQUOS R5G、AXON 10 Pro 5G、LG V60 ThinQ 5G、OPPO Reno3 5Gの4モデル。
国内で初めて公式にリリース発表された4機種、ということになりますが、中でもAQUOS R5GおよびAXON 10 Pro 5Gは3月27日に発売予定と今のところは国内最速リリースの5Gモデル、ということに。
これらの2モデルは6日から予約が開始され価格も常に判明しています。
AQUOS R5GとAXON 10 Pro 5Gの価格
機種名 | AQUOS R5G | AXON 10 Pro 5G |
価格(税込) | 12万9600円 | 8万9280円 |
両モデルともSD865搭載のハイエンドモデルですが、約4万円の価格差がある、ということになります。
AQUOS R5GとAXON 10 Pro 5Gのスペック比較
AQUOS R5G | AXON 10 Pro 5G | ||
最大通信速度 (下り/上り) |
5G網 | 2.0Gbps/103Mbps | |
4G網 | 988Mbps/46Mbps | ||
サイズ | 約75×162×8.9mm | 約73×159×7.9mm | |
重さ | 約189g | 約176g | |
連続通話時間/ 連続待受時間 |
5G網 | 約1,820分/ 約450時間 |
約1,460分/ 約600時間 |
FDD-LTE網 | 約1,820分/ 約450時間 |
約1,500分/ 約600時間 |
|
AXGP網 | 約450時間 | 約580時間 | |
フルセグ/ワンセグ | 〇/〇 | -/- | |
ディスプレイ | 約6.5インチ クアッドHD+ (3,168×1,440ドット) Pro IGZO |
約6.4インチ フルHD+ (2,340×1,080ドット) 有機EL |
|
カメラ | リア | ・12.2MP ・48MP ・12.2MP ・ToF |
・48MP ・20MP ・8MP |
フロント | 16.4MP | 20MP | |
防水/防じん | IPX5、IPX8/ IP6X |
-/- | |
Bluetooth | Ver.5.1 | Ver. 5.0 | |
おサイフケータイ | ○ | - | |
外部メモリー/推奨容量 | microSDXCカード(別売り)/ 最大1TB |
microSDXCカード(別売り)/ 最大2TB |
|
メモリ | 12GB LPDDR5 |
6GB ? |
|
ストレージ | 256GB UFS3.0 |
128GB ? |
|
CPU | SDM865 | ||
電池容量 | 3,730mAh | 4,000mAh | |
Wi-Fi | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac/ax (2.4GHz、5GHz) |
||
OS | Android 10 | ||
カラー | アースブルー ブラックレイ オーロラホワイト |
ブルー |
AQUOS R5GとAXON 10 Pro 5Gの主な違い:
両モデルで生産コストにある程度の影響を与えそうな部分は:
・AQUOS R5GはクアッドHD+のIGZO、AXON 10 Pro 5GはフルHD+の有機EL
・AQUOS R5Gはクアッドカメラ(ToF)AXON 10 Pro 5Gはトリプル(ToFなし)
・AQUOS R5Gはおサイフ対応、AXON 10 Pro 5Gは非対応
・AQUOS R5Gは防水・防塵、AXON 10 Pro 5Gは非対応
・AQUOS R5Gのメモリ/ストレージは12GB/256GB、AXON 10 Pro 5Gは6GB/128GB。
個人的には最後のメモリ・ストレージの違いが一番大きいような気がしますが、これらは単に容量/サイズだけの違いではない可能性も。
AXON 10 Pro 5Gの謎
「AXON 10 Pro 5G」は海外では昨年リリースされたモデルで搭載CPUはSD855です。
これがなぜかソフトバンク版ではSD865搭載モデルとしてデビューとなり、つまりソフトバンク版AXON 10 Pro 5Gと海外版では実質別モデルとも言えます。
ただ、SB版AXON 10 Pro 5Gと海外版AXON 10 Pro 5Gは搭載チップ以外のスペックや外観もざっと見た感じでは同じ。
また、ZTEは2月にSD865搭載のAXON 10s Pro 5Gをリリースしています。
一方、このAXON 10s Pro 5Gのメモリ/ストレージはLPDDR5/UFS3.0ですが、海外版(SD855版)のAXON 10 Pro 5Gのメモリ/ストレージがLPDDR4X/UFS2.1となっています。
価格差の大半はメモリ/ストレージのサイズ・規格の違い?
つまり、このソフトバンク版AXON 10 Pro 5GはLPDDR4X/UFS2.1搭載の可能性もある、ということになります。(公式スペック上では公表されていません)
となると、両モデルの価格差のキーの一つはこのメモリ(LPDDR5/LPDDR4X)とストレージ(UFS3.0/UFS2.1)の規格の違い、という可能性も。
もしAXON 10 Pro 5GがLPDDR4X/UFS2.1搭載ならば、容量・サイズの違いも入れるとこの部分だけでも2万円前後の価格差はでてもおかしくないように思います。
それでもAQUOS R5Gは高すぎ?AXON 10 Pro 5Gは安すぎ?
一方、上のメモリ・ストレージの違いを含む両者のスペックの違いを勘案しても、やはり4万円の価格差というのはちょっと大きすぎるような気もします。
ただ、機能やスペックに対する価値は本当に人それぞれ。
例えばおサイフ機能。
これがなければ話にならない、という方にとっては1万円どころかそれ以上の以上の価値がある場合もあると思います。
また、お風呂にスマホを持ち込む、という方にとって防水機能はほとんどプライスレスな条件。
結局は何が譲れない条件か、によると思います。
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