サムスンの2019年フラッグシップモデル、Galaxy S10シリーズおよびGalaxy Note 10シリーズ向けに提供されているAndroid 10のβ版。
この最新OSを搭載すると端末のロック解除が一切できなくなる、というかなり致命的な不具合が発生しているようです。
SAMMOBILEが伝えたもので、これによると複数のAndroid 10 One UI 2.0 betaをインストールしたユーザーが端末からロックアウト（締め出し）されるという事象が報告されており、指紋認証や顔認証、ピンコードのいずれでも端末のアンロックができないとのこと。
普通、指紋認証センサーや顔認証センサーといった生態認証機能になんらかの不具合があってもピンコード（パスコード）を入力すれば端末のロック解除は可能です。
が、ピンコード自体が効かないということは完全にお手上げ。
唯一の方法はPCなど別の端末からFind My Mobile（端末リモート追跡）にアクセスをし、PIN、パスワード、パターン、指紋、虹彩認証情報を削除するという方法があるようですが、仮にこれができても新しい認証を登録できない、という問題が残るとのこと。
また、この端末リモート追跡機能は事前に設定をしている必要があり、これをしていないと残る方法は端末の初期化のみということになるようです。
ベータ版を使用する際は様々なバグ・不具合に遭遇する覚悟は必要だとは思いますが、さすがに端末から「締め出される」という状況は想定しないかもしれませんね。
一方、被害者には申し訳ないのですが、こういった不具合があるからこそベータテストを行う意味があるわけで、正式版アップデート前に検知できたというのは不幸中の幸いといったところでしょうか。
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