2月11日に正式発表されるサムスンの2020年版新型フラッグシップ、Galaxy S20シリーズ。
このS20シリーズには過去モデル同様にQualcomm製のSnapdragon 865搭載モデルとサムスンの自社製チップ、Exynos 990搭載モデルが存在します。
そして今回、phoneArenaがGalaxy S20+におけるSnapdragon 865版とExynos 990版のベンチマークスコア比較を掲載していました。
SM-G986UがSD865搭載モデル、SM-G986BがExynos990搭載モデルでシングルコアのスコアに大きな違いはありませんが、マルチコアでは約500ポイント、約2割もベンチスコアに差がでています。
ちなみに以下は昨年のGalaxy S10のSnapdragon 855搭載版とExynos 9820搭載版のベンチマークスコア。
やはり平均で2割程度の差となっています。
Exynosのハイエンド向けチップは過去にはSnapdragonよりもベンチマークスコアが高かった時期もあるのですが、Snapdragon 835くらいからでしょうか、両者の性能は逆転しており、今回もその差は縮まらず、といった感じですね。
昨年後半にサムスンは米国での開発センター閉鎖を決定、今後独自チップの開発・生産を縮小あるいは終了するという噂すらあります。
ひょっとすると来年のGalaxy S21?ではSnapdragon搭載版のみとう可能性もありそうです。
ちなみに先日の情報によると、今年のGalaxy S20シリーズではExynos搭載版を展開する地域は過去モデルよりも限定的になる、といわれています。
なお、Snapdragon 865はチップ本体にモデムが搭載されておらず、通信には独立した4G/5Gモデムが必須となっています。
そのため、SD865を搭載したモデルは少なくともハード的には必然的に5G通信に対応ということになります。
なお、Galaxy S20シリーズでは無印のS20とS20+には4G/5Gモデルの両方が、S20 Ultraは5Gモデルのみと言われています。
となると、同シリーズではSD865搭載版が5G対応モデル、Exynos搭載版が4Gモデルということに、そしてS20 UltraにはExynosモデル(4Gモデル)は存在しない、ということになりそうです。
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