いよいよ明日、7月9日にドコモ、au、ソフトバンクの3キャリアから一斉リリースとなるソニーモバイルの最新モデル、Xperia 1 III。
一方、同モデルはすでに中国では1か月ほど前に先行発売されており、同国のユーザーやメディアからは使用感についての評価やレビューも多く見られます。
そんな中、Weibo上にこのXperia 1 IIIのディスプレイに関する興味深い「長所」についての報告がありました。
これ、解像度や色合い、輝度などといった、俗にいうディスプレイの「画質」についてではなく、その外側、ディスプレイガラスについてで、Xperia 1 IIIのディスプレイガラスの反射率は3.8%とかなり低い、とのこと。
多くの機種が中国語で表記されているので、よくわからないモデルもありますが、Xperia 1 IIIよりも反射率が低いとされているものはほとんどパソコンな模様。
Xperia 1 IIIは少なくともHuawei Mate 40シリーズやXiaomi Mi 11、iPhone 11やiPhone 12などよりは反射率が低いということになります。
以下は反射率5%程度のものとの比較:
角度の影響もあるのかもしれませんが、確かに左のXperia 1 IIIは右の物よりも反射が少なく、画面が見やすいように思えます。
確かに日中の屋外など、比較明るい場所や一方向からの光が強い場合などはディスプレイガラスに光が反射して画面が見難い、というのは誰もが経験したことがあるのではないでしょうか。
一方、この1~2%の反射率の違いが実使用でどの程度画面の見やすさに差が出るのかは正直私には分かりません。
また、今回の情報だけではXperia 1 IIといった過去モデルや他のXperiaと比較してどうなのかも不明です。
ただ、少なくともこの反射率が低い方が理論上は画面が見やすい、というのは確かだと思われます。
もちろん、他にも同様に反射率の低い機種はあるのかもしれません。
Xperia 1 IIIのディスプレイの最大輝度は前モデルより2割ほどアップしていると言われていますが、それでも他のライバル機種に比べるとまだ明るい方ではない模様。
これについては4K表示によるバッテリー消費を抑えるため、とも言われていますが、はっきりとした理由は不明です。
ひょっとすると、このスクリーンガラスの反射率の低さは最大輝度の低さを少しでもカバーするための工夫なのかもしれません。
何かと「高い」と言われることの多いXperiaですが、こういったスペックシート上には載らない地味な工夫がある、というのは国内メーカーならではなのかもしれませんね。
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