昨日シャオミが国内リリースを正式発表した最新SIMフリーモデル、Xiaomi Mi 11 5G。
ハイエンド並みの性能を持つSD780G搭載し、おサイフ対応、それでいて価格は43800円と、スペックや価格的にはまさに非の打ち所がない「死角なし」のこのモデルです。
しかし、いち早く同モデルが発売されている海外では、ディスプレイ・クオリティーについての「ばらつき」が問題となっているようです。
詳しいいきさつはXDAのこちらのスレッドがおすすめですが、これまでに判明していることをまとめると:
・Xiaomi Mi 11 5Gには2種類の異なる構造のディスプレイ(OLED)が搭載されている。
・一つは一般的な「ペンタイル」(あるいはダイヤモンド)タイプ、もう一つは「RGB Delta」と呼ばれるタイプのスクリーンで、前者はTCL華星(Huaxing)が、後者は天馬微電子(TIANMA)がサプライヤー。
・TIANMAの「RGB Delta」ディスプレイはTCLの「ペンタイル」と比べると画像が粗く、文字がぼやけたりする
確かに、上の画像、動画を見る限り、両者にはかなり顕著な違いがあり、「RGB Delta」搭載のものが「外れ」と言われてしまうのも無理はないような気がします。
ちなみにこのディスプレイの見分け方は:
- ・電話アプリから「##284##*」をダイヤル
- ・規約に同意すると、通知パネルに作成過程が表示
- ・もし失敗したら、「設定」-「携帯電話について」-「すべての機能」で、RAM/プロセッサを数回押す。
- ・エクスプローラーを開きます(アプリケーションがプリインストールされている必要があります)。内蔵ストレージ(128GBまたは256GB)
- ・「MIUI – debug_log」フォルダを探し、希望する日付の「bugreport-.zip」ファイルを見つける(ほとんどの場合、一番下にある)。
- ・クリックして、同じ場所で解凍する
- ・先ほど作成したフォルダの中で、別の.zipファイルを見つけ、同じ操作を行う。
- ・dumpstate_board.txtがあるので、そこにtianmaとhuaxingを入力して一つずつ検索していく。
ちなみにパネル名が見つからない場合、36_02_0という数字列があればがTIANMAで42_02_0の場合はHuaxingとのことです。
また、XDAのユーザー曰く、中国では店舗に展示されている端末はHuaxing(ペンタイル)で、実際に販売されているのはTIAMA(RGB Delta)という報告も。
さらに、メディア用に配布されている個体も基本的にはHuaxing(ペンタイル)といった指摘もあります。
もしこれが事実だとすれば、シャオミ側が意図的に展示/レビュー用と製品版でディスプレイを使い分けている、という可能性もあり、かなり悪質。
ちなみにXiaomi Mi 11 Liteではディスプレイが黒つぶれする、という報告も多数上がっており、これも懸念材料の一つ。
ただ、この「黒つぶれ」が今回のスクリーンの種類と関係があるのか、また、あるとすればどちらで発生しているのかといった言った点については不明です。
なお、国内版Xiaomi Mi 11 5Gに搭載のスクリーンが2種類のディスプレイとなるのか、どちらかに統一されるのかは不明です。
ただ、同モデルにかなり画質に差が出る2種類のパネルが使われていることは紛れもない事実。
よって、国内モデルのディスプレイの少なくとも「傾向」が分かるまではしばらく様子見をした方がよいかもしれません。
コメント
コマンドは*#*#284#*#*が正しいようです。