本日シャオミが正式発表をした国内向けSIMフリーモデル、Xiaomi Mi 11 5G。
予告通りのメーカー希望小売価格は43,800円ですが、goog Simsellerなどでは通常価格で33,591円(税込)、発売記念特価では税込み20,000円と、ある意味とんでもない安価で販売される予定です。
もちろん、税込み2万円前後の端末、というのは他にもたくさんあります。
が、このXiaomi Mi 11 Lite 5Gのすごさは何といってもそのコスパ。
Snapdragon 780Gは今年初めにクアルコムがリリースした最新チップの一つでSnapdragon 700番台のチップでは最上位チップ。
つまり、このXiaomi Mi 11 Liteは価格的にはミッドレンジ、もしくはそれ以下ですが、性能的には準ハイエンド並み、ということになります。
一方、このSnapdragon 780Gは国内ではこのXiaomi Mi 11 Lite 5Gが初搭載モデル、ということもあり、その性能についてはまだあまり知られていません。
というわけで今回は、このSD780Gが国内展開されている(もしくは発売予定)の機種に搭載されているチップと比べてどの程度の性能なのか、というのをまとめてみました。
Xiaomi Mi 11 Lite 5Gに搭載SD780Gの性能ってどれくらい?
チップ | 搭載モデルの例 | Geekbench 5.1 シングルコア | Geekbench 5.1 マルチコア |
SD888 | Xperia 1 III Galaxy S21 AQUOS R6 | 1124 | 3666 |
SD865 | Xperia 1/5 II Galaxy S20 | 910 | 3313 |
SD780G | Xiaomi Mi 11 Lite 5G | 809 | 2998 |
SD855 | Xperia 1/5 Galaxy S10シリーズ | 744 | 2694 |
SD690 | Xperia 10 III AQUOS sense5G | 610 | 1873 |
SD765G | OPPO Reno5 A Xiaomi Mi 10 Lite 5G Pixel 5/4a 5G | 606 | 1810 |
SD732G | Redmi Note 10 Pro | 565 | 1757 |
ご覧のように、昨年のSD865には劣りますが、一昨年のXperia 1/5などに搭載されたSD855よりは1割程度性能が良い、ということに。
一方、Xperia 10 IIIやAQUOS sense5Gといったワンランク下のSnapdragon 600番台の最上位チップ、SD690と比較するとマルチコアでは1.5倍以上の性能差がでています。
ちなみにドコモ版のXperia 10 IIIの価格は一括で51,480円、5G WELCOME割を適用しても29,480円となっており、goo Simsellerの2万円という価格がいくらキャンペーン価格とは言え、いかに「激安」なのかが分かると思います。
私は今年の5GミッドレンジモデルはXperia 10 IIIやAQUOS sense5Gあたりが主役かな?と勝手に思っていたのですが、このXiaomi Mi 11 Lite 5Gの登場でその情勢にも大きな変化がありそうです。
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