国内でも販売されているファーウェイのハイエンドタブレット、MatePad Pro。
Kirin 990を搭載し、選択肢の少ないAndroidタブレットの中では一定の評価を受けているという印象です。
そんなMatePad Proにちょっと気になる「新バージョン」が存在するか可能性がでてきました。
熊本科技というWeiboユーザーが投稿していたもの。
サイズ、重量、バッテリー容量などは既存のMatePad Proと全く同じ。
しかし興味深いのはCPU。
搭載チップがSnapdragon 870、となっています。
既存版のMatePad Proに搭載されているのは先述のようにKirin 990。
一方、これが数年前ならば「スナドラ搭載版」が存在することは特に驚きではありません。
ただ、ご存知のようにファーウェイは現在、米政府から厳しい禁輸制裁の対象となっており、米国企業から半導体などの購入はできないはず。
正直、私はこの米政府による対ファーウェイ禁輸制裁の詳細まで理解しているわけではありません。
最後に見かけたファーウェイを取り巻く状況としては、昨年11月にQualcommはファーウェイに4Gモバイルチップを販売する許可を米国政府から得た、というニュースを見かけました。
ただ、これに関しては4G通信のみが可能な旧式のチップのみが対象、という情報も出ていました。
一方、Snapdragon 870は昨年のSnapdragon 865をベースにしているとはいえ、一応は2021年の最新チップ。
そういった意味で、従来のライセンスではクアルコムも同チップをファーウェイに販売できないはず、と思われますが、どうなのでしょう?
それとも、バイデン政権に移行後、水面下で何らかの新たな動きがあったのかもしれませんね。
(それともスマホはダメ、タブレットはOKなどという条件でもあるのでしょうか?)
もしそうであれば、今後、Huawei製スマートフォンにも少しずつSnapdragonチップを搭載した機種、というのが戻ってくるのかもしれません。
ただ、今回のSD870版MatePad Pro、OSについてはAndroidではなくファーウェイの独自OS、HarmonyOSが搭載とあります。
やはり、いくらハード的に元に戻っても、Android/Googleサービス・アプリが使えるようにならないと、やはり以前のような世界シェアは取れないような気がします。
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