サムスンの最新フラッグシップ、Galaxy S21シリーズ。
国内では今のところドコモがS21とS21 Ultraを、auがS21とS21+を取り扱うことが決まっており、話題性もそこそこといった印象です。
しかし、そんなGalaxy S21シリーズの最上位モデル、Galaxy S21 Ultraがカメラ評価のDXOMarkでちょっと意外な評価をされていました。
総合評価スコアは123ポイント。
既存モデルのトップは先日シャオミが発表したXiaomi Mi 11シリーズの最上位モデル、Xiaomi Mi 11 Ultraで144ポイント。
これと比べるとかなり見劣りするスコアとなっています。
ちょっと驚きなのはこのS21 Ultraのスコアは前モデル、S20 Ultraよりも3ポイントほど低いと言う点。
内訳を比較してみると:
普通の静止画では大差がありませんが、一番差が出ているのがズーム撮影での評価。
特に望遠カメラでの差は顕著です。
また、動画撮影に関しても、「ノイズ」において両者で大きな差が出ているのも分かります。
ちなみに今回のGalaxy S21シリーズですが、下位モデルのGalaxy S21/S21+はメインカメラとズームカメラのセンサーがS20シリーズから据え置きとなっていることがすでに判明しており、こういった部分も前モデルより価格が抑えられている背景にあると言われています。
一方、Galaxy S21 Ultraは前モデルのGalaxy S20 Ultraと同じセンサーは一つも使われておらず、そういった意味ではS21/S21+とは一線を画しており、カメラ性能は順当に進化している「はず」。
それが前モデルより評価ダウン、というのはどういうことでしょう。
DXOMarkのカメラ評価については最近、公平性に欠けると言った批判的な声も少なくありませんが、他メーカーとの比較ならともかく、自社の旧機種よりもカメラが「退化」という評価を受けるのは屈辱的ではないでしょうか。
ちなみに、このGalaxy S21 UltraのExynos版の評価はさらに低く、121ポイントとなっています。
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