サムスンの最新フラッグシップ、と言えば国内でもドコモとauからのリリースが確定しているGalaxy S21シリーズ。
一方、ここ最近、サムスンをはじめとする各メーカーが深刻なクアルコム製チップの供給問題に直面しているという報道をよく見かけ、これによりXperiaといったマイナーブランドはさらに大きな影響を受ける可能性がある、という噂も。
そんな中、サムスンの2021年後半フラッグシップ、Galaxy Note 21(シリーズ)についての新情報がでてきました。
ブルームバーグがサムスンの定例株主総会での高東真(コ・ドンジン)共同最高経営責任者(CEO)の発言を伝えたもので、現在「全世界で半導体需給に深刻な不均衡が生じている」とコメント。
さらに次期Galaxy Noteについても今年下期に投入しないことを決める可能性があると発言した模様です。
また、その理由についても「1年で2つのフラッグシップモデルを展開するのは負担となるため」と述べ、新型Galaxy Noteの年内投入は難しく、来年の発売を目指すと説明した、とのことです。
Galaxy Noteシリーズについては以前より廃盤の可能性も何度か報じられていましたが、ここ最近の情報では少なくとも2021年モデル、つまるGalaxy Note 21シリーズまでの開発は行われている、というのが有力情報となっています。
しかし今回、部品供給という新たな問題が出てきたため、再度リリース予定を見直した、という事だと思われます。
このチップ/半導体の供給問題についてはXiaomiが従来80%だったSnapdragonチップの比率を55%まで減らすという報道も。
また、この報道によるとクアルコム製の5Gチップの納期は9か月以上、とされており、サムスンも同じような状況に置かれているのであればGalaxy Note 21シリーズのリリースが来年に持ち越しとなる、というのも辻褄が合います。
大手「お得意様」であるサムスンやXiaomiですらこの状況、となると、やはり他の比較的マイナーなメーカーへの影響も避けられないと思われます。
となると、Xperia 1 IIIも然り、Galaxy Noteシリーズとリリース時期が被るであろうXperia 5 IIIなどはさらにリリースが遅れる、といった可能もありそうです。
コメント
この記事見て何故ソニーがMWC2021に出ないのか(リークが本当なら)理解出来た気がする。つまりMWC2021時点で発表出来る事はない、てこと?7月以降にオンラインで発表てことなのかな?まだ3ヶ月あるからわからんけどね。しかし888が納期9ヶ月以上かかるなんて言ったら新型XPERIA来年発売の可能性大じゃないのか。
Galaxyが発売延期するほどの半導体不足なら、それより桁がいくつも違うほどの超小口カスタマーのソニーモバイルになんか出荷するとは到底思えない
中華SoCを使ったロースペック低価格モデル(OEM)に方針転換するか、ハイスペック高価格に固執するなら株主の要求に応えてここらですっぱりモバイル事業から足を洗うべきではないか