ソニーの次期Xperiaフラッグシップ、Xperia 1 III。
例年通りならばすでに正式発表されているこ2021年最新Xperiaですが、今年はまだ発表の「気配」すらなく、一部では6月発表説まで噂されています。
そんな中、Weibo上にこの新型Xperiaのリリース時期についてちょっと気になる情報が投稿されていました。
内容としては「Snapdragon 888の供給不足問題により、Xperiaなど小規模ブランドのスマートフォンのリリースが遅れる」というもの。
「Xperia 1 III」と機種名まで明言しているわけではありませんが、2021年前半のSD888搭載新型Xperiaフラッグシップ、と言えば必然的に同モデルを指すと思われます。
また、今回の情報の信ぴょう性は別にしても、どうやらクアルコム製チップ自体が不足しているのは事実で、ロイターも報じています。
また、その情報によると、サムスンですらハイエンド向けからミッドレンジ、ローエンドモデル向けのクアルコム製チップ不足に直面しているとのことで、世界的にSoCの需給がひっ迫しているのは間違いなさそうです。
これについてはHuaweiが米政府からの制裁措置によってKirinチップが事実上生産不可となり、Huawei製スマホの出荷・売上げが激減。
その結果、非Kirinチップを搭載した他社のスマートフォンに需要が集まったことが主な原因となっているようです。
業界を問わずビジネスの世界で大口顧客が優先されるというのはある意味当たり前なので、今回の「スナドラ不足」もサムスンやシャオミ、Oppoといったメジャープレーヤーよりも、ソニーなど、世界シェアの小さいマイナーなメーカーほど影響を受けやすい、という事でしょうか。
となるとシャープや富士通といった他の国内ブランドのスマートフォン、特にハイエンドモデルのリリース時期も全体的に遅れる、という可能性がありそうです。
ちなみに、先のロイターが報じた情報によると、供給不足に陥っているクアルコム製チップはSD888だけでなくミッドレンジ向け、ローエンド向けも同様の模様。
よって、Xperia 1 IIIに限らず、Xperia 10 IIIや他メーカーのミッドレンジ・エントリーモデルの発売時期も遅れ気味になる可能性がありそうです。
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