ソニーモバイルの2021年最新Xperiaラインナップ、といえばXperia 1 IIIにXperia 10 III、そして謎のコンパクトXperiaと最低でも3モデルがリリース予定であることはほぼ間違いなさそうです。
そして今回、この最新Xperiaの「いずれか」に該当すると思われるモデルのベンチマークスコアがGeekbench上で発見されました。
搭載OSはAndroid 11、型番はXQ-BT52、メモリは6GB RAMを搭載となっています。
Motherboard欄の「lito」ですが、これはSnapdragon 600番台、700番台の複数のSoCのチップセットのコード名/ニックネーム?として使われているので、これだけでCPUを特定することはできません。
ただ、すでにソニーのサーバー上からSD690の型番である「SM6350」を搭載のモデルが発見されている点、そしてBase Frequencyが他のSD690搭載と同じ1.71 GHzである点からして、このモデルに搭載されるチップがSnapdragon 690となることは間違いなさそうです。
(一説にあるSD765G搭載であれば1.80GHzとなるはずです)
ちなみに、先日ソフトバンク向けのミッドレンジXperiaと思われるA003SOという型番のベンチマークスコアの「スクリーンショット」が発見されていましたが、これは元のGeekbench上では掲載を確認できていません。
一方、今回のベンチマークスコアはこれまでのスクリーンショットだけのものではなく、直接Geekbench上で確認できるものなので、よほどのことがない限り「本物」とみて良いと思います。
よってこのXQ-BT52はXperia 10 IIIもしくは5.5インチのコンパクトXperia (Xperia Ace 2もしくはXperia L5?)のものとみてほぼ間違いないと思われます。
ただ、ちょっと不思議なのは2020年の海外版のXperiaモデルの型番は:
- XQ-AD5X→Xperia L4
- XQ-AU5X→Xperia 10 II
- XQ-ATXX→Xperia 1 II
- XQ-ASXX→Xperia 5 II
- XQ-AQXX→Xperia Pro
となっていました。
そして4つ目のアルファベット、D/U/T/S/Qがそれぞれのシリーズを表してると仮定して2020年モデルが3つ目のアルファベット「A」、2021年モデルが「B」であれば「XQ-BT52」はXperia 1 IIIのもの、という事になるはず。
ところが、今回のベンチマークを見る限り「XQ-BT52」のスペックは明らかにミッドドレンジでXperia 1 IIIという事はあり得ません。
私は勝手に2021年モデルは「XQ-AT52」→「XR-AT52」の「Q」と「R」のように2つ目のアルファベットで年式を表すのかと思っていたのですが、どうやらこれは見当違いだった模様です。
そしてこの4つ目のアルファベットについてはおそらく機種シリーズを表すものではなく、おそらくその年の開発順に割り当てられるものではないかと思われます。
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