Xperiaの「いたわり充電」ってどうなの?バッテリー劣化防止に絶大な効果ありとの検証結果

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Xperiaの独自機能の一つ、「いたわり充電」。
Xperia XZに初搭載されてから約4年たち、最新のXperia 1 IIやXperia 5 IIでも継続搭載されている機能です。

このいたわり充電、簡単にいえばバッテリーの充電速度を調節して過充電を防止。
充電の際のバッテリーへの負荷を最小限にすることで電池の経年劣化を抑える、というものですが、実際にバッテリーの寿命を延ばすという意味でどれくらいの効果があるのか、というのは未知数です。

そんな中、海外フォラムReddit上にこの「いたわり充電」の効果を1年半かけて検証した、という興味深い投稿がありました。

昨年6月にパートナーと同時にXperia 1を2端末購入したというこのユーザー。
一方のXperia 1ではいたわり充電を有効化、もう一方では無効化して1年半使い、その間に毎月バッテリーの健康状態をチェックしたとのこと。(おそらくサービスコード「*#*#4636#*#*」を使ったと思われます)

いたわり充電はバッテリーをちゃんといたわる!という結果

そして以下はその結果:

青のラインがいたわり充電オン、赤のラインがいたわり充電オフで使ったXperia 1のバッテリー容量の推移。
(ちなみに投稿者いわく、イレギュラーなスケジュールで充電したこともあり、いたわり充電は毎回キックインしたわけではないとのことです。)

ご覧のように使用開始から半年くらいで差が出始め、7~8か月くらいの時点で一気に差が広がっているのが分かります。

そして約1年半後の2020年12月の時点でいたわり充電を使用したXperia 1のバッテリー容量の変化は1%以下、一方でいたわり充電を使わなかった方の端末の容量は7%近くも容量が減り劣化したということに。

つまり、Xperia 1ではいたわり充電を使わないで普通に充電すると、3330mAhのバッテリー容量が3100mAh程度まで減ってしまうということになります。

3~4年後はバッテリー持ちに大きな違い

最近のスマホの買い替えサイクルは3年~4年と長くなっている言われていますが、このままのペースで差が開くと3~4年後には15~25%くらい容量差が開くことになり、これは使用時の体感電池持ちにも大きな違いが出ると思われます。

もちろん、これは使い方やバッテリー充電のサイクルなどによっても異なるので、全ての個体で同じような差が出るとは限りません。

ただ少なくともこのいたわり充電をしてバッテリーにマイナス面はないはず。
ちょっと不便なこともある「いたわり充電」ですが、今のXperiaを今後も長く使いたい、という方で現在同機能を使っていない方は今から有効化しても遅くないと思います。

Android 11アップデート後のXperiaでは「いたわり充電」がさらに強化

なお、一部の国・地域ではすでにXperia 1 II向けのAndroid 11アップデートが提供されていますが、同アップデートではいたわり充電の機能が強化。(Xperia 5 IIではすでに搭載済みの機能です)

これまでのいたわり充電は一定値まで通常速度で充電し一旦停止、その後はAIが学習した時間、もしくは設定した時間までにゆっくりと充電する、というものでしたが、Android 11では制限容量を80%もしくは90%に設定することが可能で、これ以上の充電をしないという設定が可能に。

よって、この機能を使えばさらにバッテリーの劣化は防げるようになると思われます。

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コメント

  1. ななし。 より:

    ぶっちゃけ充電量の制限自体は実はarrowsには既に3年前(F-01K)から搭載されていたという
    あちらは85%か100%だが

    充電量の制限は1と5にもAndroid 11で付くらしいけど、俺的にはHSパワーコントロールが欲しい

  2. より:

    電池持ち良いなら80%で止めても充分使えるけど、1 IIとかすぐ電池無くなる奴だとガッツリ使う人には厳しい

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