スマートフォンの本格普及が始まって10年前後。
そしてここ何年かの国内Androidスマートフォン市場の動向。
一昔前まで国内ではXperia一強、という感じでしたが、それがここ1~2年で様子が一変。
四半期ごとのランキングを見ると、AQUOSや他のブランドがXperia以上のシェアを取ることも珍しくなくなってきました。
そんな競争の激しいスマートフォン市場ですが実際の売上とは別にネット上での人々の「興味」も気になるところ。
そんなわけでちょっと気になったので、今回は国内で有名なスマートフォンブランドがユーザーの興味の指標とも言える「Google検索」においてどういったトレンドとなっているのかを調べてみました。
GalaxyがXperiaを抜き、AQUOSをほぼ同レベルに
以下のグラフは過去10年(上)、5年(下)で国内で「Xperia」「AQUOS」「Galaxy」のキーワードで検索トレンドの推移。
これはGoogleトレンドの検索エンジンでの検索数を相対的にグラフにしたもので、実際の売上台数や出荷台数と比例するするとは限りません。
ただ、それぞれのブランドの人気やユーザーの関心の指標としては非常に有効だと思われます。
ご覧のように5年くらい前まではXperiaの検索は圧倒的。
日韓関係が悪化し始めた頃からでしょうか、「Galaxy」の検索は急減し、一時はXperiaとの差が大きく広がります。
しかしその後差は徐々に縮小。昨年くらいからほぼ互角になり、今年後半にはGalaxyがXperiaを抜いています。
また、AQUOSも5年前の時点ではXperiaとは6倍前後も検索数に差があったのに、ここ最近はほぼ互角。時期によってはXperiaを上回っています。
これは単にXperiaへの興味が衰退、というよりはシャープがAQUOS senseシリーズといった安価なミッドレンジで国内Android市場で一気にシェアを奪ったことも大きいと思われます。
Huawei、Oppo、Xiaomiの中華勢は?
以下はHuawei、Oppo、Xiaomiの3ブランドの過去五年間のトレンド。
そして以下は国内ブランドの「王者」だったXperiaとHuaweiの比較。
ファーウェイは米政府による禁輸制裁が始まる前は飛ぶ鳥を落とす勢いで、一時はXperiaに迫る勢いでした。
が、制裁措置の始まった昨年中ごろから急降下。今年中盤にはOppoに抜かれています。
一方、2019年末に日本初上陸をしたXiaomiは思ったほどの勢いはない模様。
やはりSIMフリー市場でそれほど多くの機種を展開していない、というのが一因のような気がします。
PixelやMotoは「安定」
一方、PixelやMotoといったブランドは・・・
Pixelは国内で初めて同シリーズがリリースされたPixel 3の頃から若干検索数がアップしており、ほぼ同時期にMotoシリーズも。
ただ、その後は大きく上がることも下がることもなく、いまだにXperiaといった主要ブランドには大きな差を付けられている、という感じでこの辺は実際の売上台数ときれいに比例しているようにも見えます。
市場規模の拡大は確実に鈍化している日本のスマートフォン市場ですが、まだまだ盛衰興亡は激しいと言った感じ。
Xperiaの衰退とAQUOSの人気アップ、Oppoの台頭などの理由を考えると、やはりキーはミッドレンジモデルのラインナップと価格、のような気がします。
ソース:Googleトレンド
コメント
ぶっちゃけARROWSとかTORQUEみたいなこういう記事では一切触れられもしないどころか、未だに過去のホッカイロイメージが拭えなくてほぼ瀕死状態のザコブランドも未だしぶとく生き残ってる位だしまだまだ
Z5~XZ1辺りの全盛期程の勢いはないけど今でも信者とか多いしな
今の不治痛は当時を知らない情弱と老人に支えられてるから