ソニーモバイルの新型Xperiaフラッグシップ、Xperia 1 II。
公表されているスペックや外観での前評判は上々、と言った感じのこの最新Xperiaですが、先日、Xperia 1での不満点がほぼ完全に改善されている、という件についてお伝えしました。
しかし今回、このXperia 1 IIでは少なくとも公式スペック上には記載されていない別の地味ながら大きな改善点がある可能性がでてきました。
Xperia 1→Xperia 1 IIで指紋センサーが「静電式」→「光学式」に?
Xperia 1 IIの指紋センサーは静電式から光学式に代わっており、これは以前ソニーが取得した特許のもの。このため、同モデルの米国版でも指紋センサーが使える。
という内容。
このソニーが特許を取得している「光学式」指紋センサーは当サイトでも以前にお伝えしたことがあるもの。
詳しい仕組みは不明ですが、既存の光学センサーとは少し構造が異なるようで、イメージセンサーを横に並べることで細い場所にも指紋センサーを搭載することが可能にする技術のようです。
ちなみにこの指紋センサーを静電式から光学式にしたことで米国でも電源ボタン/指紋センサー兼用の採用が可能になった、という点について。
私の理解では、米国ではアップルが電源ボタン兼用の指紋センサー(もしくは指紋センサーを兼ねる電源ボタン)を持っているため、米国で販売するXperiaでこの方式を取る場合はロイヤリティーを払う必要がある。そのため、同国では過去の複数の機種では指紋センサー自体を無効化してきた、というもの。
よって、特許はあくまで静電式・光学式という指紋センサーの方式は無関係だと思っていたのですが、どうなんでしょう。
ソニーは元々は側面指紋センサーを採用していましたが、Xperia XZ2シリーズとXZ3で背面に移動。
そしてXperia 1およびXperia 5でまた側面に戻しました。
しかし、以前とは違い指紋センサーと電源ボタンは別々で、さらにこれら2モデルでは指紋認証センサーの感度に問題があると言う報告がいまだに絶えません。
これはXperia 1/5で一番多い不具合報告と言っても良いほど。
そういった意味で今回のXperia 1 IIで指紋認証センサーのタイプが変わり、感度が向上するのであればある意味、地味ながらもXperia 1からの最大の向上・進化点と言えるのかもしれません。
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