
バッテリー異常消費から異常発熱、フリーズ、アプリ落ちや強制再起動など、色々と不具合が多いAndroid 10アップデート後のXperia。
少なくともXperiaではここ最近のメジャーOSアップデートで最も不安定なOSという印象すら受けます。
そんな問題山積?のAndroid 10+Xperiaという組み合わせですが、今度はWiFi周りの不具合報告が目立つようになってきました。
具体的にはAndroid 10アップデート後からWi-Fi通信が頻繁に途切れる、極端に通信速度が遅くなる、といった症状。
Xperia XZ3での報告が一番多いという印象ですが、既存最新のXperia 5からXperia 1、XZ2シリーズでもちらほら報告が見られるので、機種依存の不具合というわけではなさそう(確信はありません)。
この症状、私の手持ちのXperia XZ3でも発生しており(気づいたのは最近ですが)、ネット上で改善方法を探したところ、一つほぼ確実に有効と思われる方法が判明しました。
Xperia+Android 10のWiFi不具合の原因は「スマートコネクティビティ」
スマートコネクティビティはAndroid 10アップデート後のXperiaで新搭載された機能。(Xperia 5だけはAndroid 9でデフォルト搭載)

要はWiFiネットワークとモバイルネットワークが両方利用可能な際に「スマート」により良い安定した方を選んでくれる、というもの。

ところが、どういう訳かAndroid 10搭載のXperiaではこれが上手く動作していないようで、WiFiが途切れたるするという問題を引き起こしている模様です。
以下の方法でスマートコネクティビティをオフにすることでWiFi通信はかなり安定します。
「設定」→「ネットワークとインターネット」→「詳細設定」の「スマートコネクティビティ」をOFF
ちなみに同じ原因と思われる問題として、モバイル通信時に逆に不安定なWiFi電波に接続しようとしてモバイル通信が途切れるといった症状もある模様。
要は本来ネットワーク通信を安定化させるためのはずの機能が逆に不安定にしてしまうという事象が発生しているようです。
この機能は基本的には結構便利な機能だとは思うのですが、通信が逆に不安定になってしまっては元も子もありません。次回以降のアップデートで修正されることを期待しましょう。