ソニーの2020年前半モデル、と言えばサーバー上で確認されているOEM IDの数からもXperia 1 II、Xperia Pro、Xperia 10 II、Xperia L4の4モデル、といわれています。
しかし、これ以外にも昨日、中国の認証機関TENAA上で「S20A」という型番の謎の新型Xperiaが発見されました。
そして今回、この「S20A」の実機画像がTENAA上に追加されていました。
かなりゴツい外観で側面を見ると滑り防止?加工のようなものがしてあります。
これ、ひょっとしてソニー版の高耐久スマホという可能性もありそう。
スペックでさらに謎は深まる・・・
一方、同時にスペックも掲載されており:
・ディスプレイ:5.45インチ、480×960
・サイズ:150.8 x 72.8 x 12.5mm
・バッテリー容量:4000mAh
・搭載OS: Android 6.0
・リアカメラ:5MP
・フロントカメラ:2MP
・CPU:1.3GHzオクタコア
・メモリ:3GB/4GB/6GB
・ストレージ:32GB/64GB/128GB
これ、搭載OSやディスプレイスペックなどを見ると昔の機種が誤掲載されたのでは?とも思いますが、それだけでは説明が付かない部分も。
まずはバッテリー。
Android 6.0と言えばXperiaで言うとXperia X PerformanceやXperia XZの時代です。この時代に4000mAhを搭載したモデルというのは少なくともXperiaではなく、このバッテリー容量はどう考えても最近のもの。
さらにメモリとストレージ。メモリは最大6GB RAM、ストレージは128GBとなっており、これもAndroid 6.0時代にフラッグシップですら3GB/4GB RAM、64GBストレージだったXperiaからするとありえません。
極めつけはカメラ。
スペック上は5MPのシングルカメラとなっており、これは4年前のミッドレンジスマホなら「標準的」な仕様と言えると思います。
ただ、画像を見る限りこのモデルのリアカメラはトリプル仕様となっています。
このモデル、5.45インチの割にはボディーサイズが大きくベゼルがかなり太くなる計算。
ひょっとしてこのモデル、過去の何らかのモデルのリバイバル版でスペックが一部混同している、という可能性もあるのでしょうか。
コメント
失礼ながらコメントさせていただきます。実は昨日からこの噂の新機種に興味を持っていました。今日はその画像に表示してある「索爱」という文字を見かけてやっとはっきりしました。この「索爱」というブランドは実は中国で活動している、昔の「Sony Ericsson」ブランドのパクリ会社です。「Sony Ericsson」は中国での訳名は「索尼爱立信」で、その一般的略称は「索爱」でしたので、この会社はSony Ericssonの名を借りたかったと思われます。つまり、この「索爱」というブランドの製品はソニーと全く【無関係】になります。この会社の英語名は「Sony Ericsson Guangzhou」ですが、そもそもソニーとエリクソンの合同会社はすでにソニーモバイルになったため、いまだにソニーが「Sony Ericsson」という英語名を使うのはありえない話です。最後にこの会社の公式サイトに載せている携帯製品のリストを上げます:http://www.soaiy.com/?list/12。中国語になりますが、SAという型番がすでに幾つの携帯機種が出されています。それらは全員年寄り向けの機種で、丈夫さとバッテリー持ちが売りの製品になります。今回のSA20はおそらくこのシリーズのスマホ製品でしょう。SA20のちょっとおかしな外観とスペックもこれで説明がつきます。