ソニーの2020年新型Xperiaフラッグシップ、Xperia 1 II。
メモリやストレージ容量、バッテリー容量やワイヤレス充電への対応、イヤフォンジャックなど、基本的には前モデルのXperia 1と比較してかなり大幅なスペック強化がされていると言えると思います。
ただ、そんなXperia 1 IIですが一点、前モデルから性能面で劣っている部分があることが判明しました。
Xperia 1 IIは960fpsスーパースローモーション非対応
以下はXperia 1の公式スペックシートからのもの↓
そして以下はXperia 1 IIのもの↓
ご覧のようにXperia 1では960fpsのスーパースローモーション対応となっているものが、Xperia 1 IIでは120fpsのただの「スローモーション」となっており、960fpsには非対応であることが分かります。
よって、Xperia 1で対応していた960fpsのスーパースローモーションがXperia 1 IIでは非対応となっていることは確実と言えると思います。
Xperia 1とXperia 5のカメラ周りの違いも同様で、Xperia 5は960fpsのスーパースローモーションには非対応、となっていました。
これは両モデルのメインセンサーの違いによるもので、Xperia 1ではDRAM積層のCMOSセンサーであるのに対して、Xperia 5ではDRAM積層ではないCMOSセンサーであるためでした。(センサーにメモリが搭載されているか否かの違い)
一方、スーパースローモーション自体、機能としては「遊び」の要素が大きいためかXperia 1→Xperia 5で同機能がなくなったことに対する批判的な評価はあまり見られませんでした。
IMX555の謎、Galaxy S20/S20+は960fps対応
一方で、Xperia 1 IIで960fps撮影が非対応となった理由については謎も。
Xperia 1 IIとGalaxy S20/S20+に搭載のメインセンサーは共通でソニーの最新センサー、IMX555と言われています。
ところが、Galaxy S20/S20+はFHDでの960fps撮影に対応しています。
ただ、現時点でIMX555がDRAM積層のセンサーなのかそうでないのかは不明。
いずれにせよ、同じメインセンサーを搭載しているにも関わらず、Xperia 1 IIは960fps非対応、Galaxy S20/S20+は対応(しかもFHD)、ということになり、このことからするとXperia 1 IIが960fps撮影に非対応なのはカメラ周りのハード的な理由ではない、というこという可能性が高そうです。
また、画質はHDもしくはそれ以下となりますが、960fps動画自体はメモリ積層センサーを搭載していない機種でも対応しているものが多数あります。
よって、メモリ積層型センサーは960fps撮影の絶対条件ではありません。
となると、Xperia 1 IIでFHDだけでなく、それ未満の960fps撮影も非対応にしているというのはやはり発熱問題などを防止するための選択という可能性が高そうです。
コメント
超広角の画角が狭くなっているらしいです(130度→124度)