発売以来、端末の異常発熱の報告が絶えないXperia 1 III。
気温が下がってきたせいでしょうか、国内では以前よりは若干報告が落ち着いてきているという印象も受けますが、それでもこの最新Xperiaの最大のネックとなっていることには変わりありません。
一方で、今年のSnapdragon 888自体が発熱しやすいとも言われており、これについてはどこまでチップセット起因でどこからが機種依存なのかははっきりしません。
そんな中、ソニーが中国でこの発熱問題に対処する最新アップデートについて興味深いアナウンスをした模様です。
まず、ソニーは近々中国版Xperia 1 IIIに対して最新ファームウェアアップデート、61.0.A.11.92をリリースする、とのこと。
そして「このアップデートにはシステム温度管理アルゴリズムの最適化」が含まれるとのことです。
この「システム温度管理アルゴリズム」については詳細は不明ですが、端末の発熱を抑えると言った機能に関するものであることは確かだと思われ、一部動作でCPUのクロックスピードを抑えるといった調整がされるのかもしれません。
また、今回の情報はおそらくソニーの公式フォラムからのものだと思われますが、もう一つ興味深い情報が記載されており、それはこのXperia 1 IIIの発熱を抑えるヒントについて。
技巧一、建议经常进入“节电优能”的“正在运行”页面长按应用名称,进行手工清理。
技巧二、在长时间不使用某个功能(例如,显示设置里面的高刷新率,蓝牙,位置信息等)时,注意及时关闭。
技巧三、卸载清理不再使用,或者不常使用的应用软件。
ソニー(公式)によるXperia 1 IIIの発熱を抑えるヒント
ヒント1:常に「省電力」の「実行中」ページに移動し、アプリケーション名を長押しして手動でクリーニングすることをお勧めします。
ヒント2:長時間使用しない機能(ディスプレイ設定の高リフレッシュレート、Bluetooth、位置情報など)は、必ずオフにしてください。
ヒント3:使わなくなったアプリケーションや、頻繁に使わないアプリケーションをアンインストールしてクリーンアップする。
私の勝手な解釈で意味を歪曲してはいけないので、あえて直訳を載せました。不自然な部分もあると思いますがご勘弁を。
これといった画期的な対処方法が紹介されているわけではなく、国内でも「すでに行っている」という方も多そう。
また、いくら長時間使用しないからといったBluetoothや位置情報をオフにして、というのはちょっと無理があるような気も。
ただ、こういったヒントを掲載すること自体、ソニー側も同モデルの発熱問題をかなり深刻にとらえている、とも言えそう。
なお、タイミング的には9月分のセキュリティーパッチを含むファームウェアアップデートで、ということになりそうですが、これまでのところ、国内キャリア版のXperia 1 IIIのアップデートは中国版より半月から1か月程度遅れてリリースといった感じです。
よって、同じ改善・修正が盛り込まれたアップデートがあるとしてもおそらく今月中旬以降、ということになるかと思われます。
ソース: Weibo (Zackbucks)
コメント
ソニーのオンラインストアでXperia 1 II(XQ-AT42)が
「ホワイト」と「パープル」の販売は終了しました。になっていて、
フロストブラックのみしか販売してない