サムスンの最新Galaxyフラッグシップ、Galaxy S21シリーズ。
国内でもドコモとauから無印のS21とS21+のリリースが確定し、2021年春夏モデルとしてデビューすることが予想されています。
そしてこの国内向けGalaxy S21シリーズがSnapdragon 888搭載版となることは既定路線といっても良いと思いますが、このSD888搭載S21シリーズはExynos 2100搭載版との性能の違いについてはよく話題に上ります。
一方、このSD888搭載版のGalaxy S21シリーズ、他のSD888搭載機種と比較してその性能はどうなのでしょう?
ちょっと気になったのでGeekbenchで入手できるデータで比較をしてみました。
SD888搭載版S21シリーズは他機種よりベンチマークスコアが約1割低い
以下はSD888搭載版Galaxy S21シリーズ、そして同じチップを搭載のXiaomi Mi 11およびVivo iQOOの期近25回分のスコアの平均値をとったもの。
Galaxy S21 シリーズ | Xiaomi Mi 11 | Vivo iQOO | |
シングルコア | 1033 | 1084 | 1114 |
マルチコア | 3183 | 3517 | 3574 |
ご覧のようにGalaxy S21シリーズのマルチコアでのベンチマークスコアは3機種の中で1番低く、他の2モデルと約1割のスコア差がついています。
今のところまとまった計測結果があるのはこれらの機種だけなので、まだ他のSD888搭載機の様子を見る必要がありますが、現時点の暫定的な検証ではSD888搭載版Galaxy S21シリーズは他のSD888搭載モデルよりもベンチマーク上の性能は低め、ということに。
なお、実はこの傾向は今回のSD888で始まったことではなく、SD865搭載の前世代でも同様の性能差が観測されています。
これは対Xperia 1 IIに限ったことではなく、Galaxy S20シリーズのベンチマークスコアは他のSD865搭載機全体と比較しても低めとなっていました。
数世代前までのGalaxyではこういったことはなかったような気がするのですが、昨年くらいからCPUのスロットルなどをするようになったのでしょうか。
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