先日、小米(シャオミ)が日本上陸初モデルとしてリリース発表したXiaomi Note 10/10 Pro。
ミッドレンジとして初めてDXOMarkのカメラ評価でトップを獲得したモデル、ということでカメラ性能への注目度が高いという印象で、昨晩無印Mi Note 10とMi Note 10 Proのカメラ性能についてご紹介したばかり。
一方、このMi Note 10はミッドレンジはミッドレンジでもスペック的にはハイエンドに近い「ミッドハイレンジモデル」といった感じ。
CPUにはSnapdragon 730G (SD730G)を搭載しており、このチップはまだ国内で正式リリースされている機種には未搭載でその実力が気になるところ。
というわけで今回はこのXiaomi Mi Note 10に搭載のSD765Gの性能が他の機種と比べてどの程度の位置付けなるのか、という比較をしてみます。
SD730G搭載のXiaomi Mi Note 10のベンチマークスコア
Xiaomi Mi Note 10のGeekbenchにおけるベンチスコアはシングルコアが平均540程度、マルチコアが1700程度といった感じ。
無印SD730との違いは?
SD730搭載モデルのベンチスコア↓
SD730Gとのスコアの違いはなし。
それもそのはず、SD730GとSD730の違いは対応するディスプレイ最大解像度だけ。
SD730Gが3360×1440でSD730が2520×1080ですが、Mi Note 10のスクリーンは2340 x 1080なのでレンダリングスピードも含めて違いはでないはず。
となるとMi Note 10はなぜSD730ではなくSD730Gを搭載したのか?という謎は残ります。
次に国内で発売されている主要機種と比較してみます。
Snapdragon 8XXシリーズとの比較
Snapdragon 855 (Xperia 5)のベンチスコア
Snapdragon 845 (Xperia XZ3)のベンチスコア
Snapdragon 835 (Xperia XZ1)のベンチスコア 載)のベンチスコア
ハイエンド向けのチップとの比較では、Galaxy S8やXperia XZ1、AQUOS Rなどといった2017年のフラッグシップに搭載のSnapdragon 835とGalaxy XZ3やXperia XZ2、Galaxy S9、Note 9といった2018年モデルに搭載のSnapdragon 845の中間、といった感じ。
ただ、シングルコアのベンチマークスコアについてはSD730GがSD845を上回っているのが興味深いところです。
一方、国内では数少ないSnapdragon 700番台を搭載した機種との比較も気になるところ。
Oppo Reno A (Snapdragon 710搭載)のベンチマークスコア
Oppo Reno Aもアッパーミッドレンジという位置づけでかなりコスパの良い機種という評判ですが、それでもやはり一世代前のSDM710を搭載。Mi Note 10とは1~2割ほどのスコア差があります。
SD730Gの性能まとめ
SD730Gは既存ミッドレンジチップとしては最新・最高性能なのでMi Note 10が既存ミッドレンジでは最高のベンチマークスコアとなるのは当然。
一方、ハイエンド機種と比べると、SD835とSD845の間、つまり1.5世代くらい前のハイエンド機種と同じくらいの性能ということになります。
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