ソニーモバイルの新型Xperiaフラッグシップ、Xperia 5 II。
基本的にはXperia 1 IIのディスプレイ解像度を落としてサイズもダウンした「小型版モデル」という位置づけですが、120Hz駆動といったXperia 1 IIにはない新機能も搭載しています。
そんなXperia 5 IIですが、今回、Xperia 1 IIの違いとしてスペック上には記載されていない興味深い情報が発見されました。
Weibo上の情報でいつも通り信ぴょう性は不明。
ただ、これによるとXperia 5 IIとXperia 1 IIの最大の違いはストレージ規格で、Xperia 5 IIはUFS 3.1を搭載、Xperia 1 IIはUFS 3.0を搭載とのこと。
ちなみに以下は数日前に台湾のブログ、MARCO KAO BLOGに掲載されていたXperia 5 IIのハードウェア情報。
Xperia 1 II同様にメモリ(RAM)についてはLPDDR5を搭載していることが確認できますが、ストレージについては「UFS」とあるだけでバージョンまでは不明です。
UFS3.1とUFS3.0との比較
UFS 3.1は最新のストレージ規格で、今年4月にサムスンが同規格のストレージを発表しています。
そして他のUFSと比較をすると:
シーケンシャル読込では3倍のスピード、ランダム書込みでは1.6倍のスピードとなっています。
ただ、このUFS 3.1の最大の売りは過去の規格よりも大幅に少ない消費電力で、実測でのスピード差はそれほどないとも言われています。
ベンチマークスコアにも影響?
そういえば、少し前にXperia 5 IIのベンチマークスコアは平均的にXperia 1 IIより高く、スコアも安定しているかも、という件についてお伝えしました。
ただ、ベンチマークスコアはRAMの書込み・読込み速度はある程度影響すると思われますが、ストレージの処理速度はあまり関係ない、とも聞いたことがあります。
ただこれについてもあいまいな情報なのでストレージ規格によってベンチマークスコアにも多少の影響があるという可能性は排除できません。(特に安定性?)
ちなみにUFS3.1ストレージは有名どころでは国内でもリリースが確定しているGalaxy Note 20 Ultraに採用されています。(無印のNote 20はUFS 3.0とのこと)
なお、ソニーは数世代前の機種からなぜかメモリやストレージの規格は公表しない、というポリシーのようなので、公式フォラムなどで尋ねても回答は得られないと思われます。
また、先述のようにUFS 3.0とUFS 3.1との実測での違いは微妙とも言われているので、計測で見分けるのも難しそうです。
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